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The Singles [帯解説・歌詞対訳 / HQCD(高音質CD)仕様 / 国内盤] (TRCP214)
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CAN,カン
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Vermont - II (Kompakt:KOMPAKT CD 114)
Vermont - II
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Motor City Drum Ensembleとして名を馳せるDanilo Plessowと、Innervisionsからの作品で高い評価を受けるMarcus Worgullによる異色タッグのプロジェクト、Vermontによる2枚目のアルバムがケルンはKompaktより到着。彼等が普段制作するエモーショナルでパワフルなディープ・ハウスとは異なり、ヴィンテージなアナログ・シンセ等を用いて抽象的で深い精神世界を探求するようなジャーマン・プログレやクラウト・ロックの系譜に連なる音楽性を展開し、直球のダンス・ミュージックではなく実験としての探究心を推し進めたであろうプロジェクトだ。路線としては前作から大きな変化はないが、しかしミニマルなアコースティック・ギターを用いた1曲目の"Norderney"は現代ミニマルのSteve ReichやManuel Gottschingを思わせる作風で、研ぎ澄まされたアコギの耽美な旋律を軸に瞑想的な電子音やコズミックなSEを散りばめて穏やかな宇宙遊泳を楽しむような感覚だ。"Gebirge"は70年代の電子楽器と戯れるジャーマン・プログレの延長線上で、半ばミステリアスささえ漂わせる電子音が闇の中で不気味に光るように響いて瞑想的なアンビエントの感覚も生んでいる。"Demut"や"Hallo Von Der Anderen Seite"もビートが入る事はなく強弱と旋律に動きのある奇妙な電子音を最小限用いて、その分だけ音の隙間が空間的な立体感を生んでおり、何か物思いに耽るような磁場が作られている。普段のDaniloやMarcusの音楽に慣れ親しんでいればいる程、肉体を刺激する音楽とは対照的なコズミックな電子音によって精神へ作用する音楽を展開するこのプロジェクトには意外に感じるだろうが、それが単なる小手先の音楽になっていないのは二人のジャーマン・プログレに対する理解の深さ故なのだろう。電子音との戯れはKompaktらしい実験的なアンビエントの響きもあり、異色さだけで注目されるべきではない深い精神世界を彷徨うリスニング・ミュージックとしてお勧めしたい。



Check "Motor City Drum Ensemble" & "Marcus Worgull"
| TECHNO12 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Various - Wishes & Memories Vol.2 (TH Pressing:THPVS 03)
Wishes & Memories Vol 2

トラックメーカーとしてその才能に知名度も追い付きつつある東京在住のTominori Hosoyaが、2014年に始動させたレーベルがTH Pressing。2016年までに2枚のEPのみしかリリースしておらず決して活発とは言えないが、その分だけHosoya自身もクオリティーには細心の注意を払っており、2016年にリリースされた『Wishes & Memories Vol.1』でも4人のアーティストがピュアで透明感あるサウンドや清々しいエモーションを放つ音楽性を展開し、Tominoriが共感し目指す音を示していた。そしてそのシリーズの第二弾が到着したが、ここには日本からエモーショナルな音楽性でCadenzaにも取り上げられたTakuya Yamashita、デトロイト・フォロワー系の音楽性で注目されるLife Recorder、エジンバラのディープ・ハウサーであるBrad P、スペインからはErnieと単に有名なだけのアーティストを集めたコンピレーションとは一線を画す内容重視の作品となっている。Life Recorderによる"While She Dreams"は正に期待通りだろう、透明度を保ちながらすっと伸びていく上モノと乾いたパーカッションの爽やかなグルーヴによって、青々しい空の中へと飛翔するような浮遊感溢れるディープ・ハウスでエモーショナルと呼ぶ音に相応しい。Ernieによる"Dynamic Workflow"は逆にリラックスしたビートがしっかりと地に根を張っており、仄かに情緒的なパッドの下では刺激的でダビーなパーカッションが鳴り響く事で広がりを感じさせる。一方Brad Pは最もテクノ的なダークさと無駄を排したミニマル色の強い"Grey Blue Passion"を提供しており、闇の中に恍惚を誘う電子音を配置しながら暗闇を潜行するようなトリップ感を演出。そして最も意外だったのはTakuya Yamashitaの"Somewhere"で、ノンビートのアンビエント・スタイルを披露したこの曲は夜空に瞬く星の煌きの如く美しい旋律を奏でて、広大な宇宙の無重力空間で遊泳をするような感覚に包まれる。どれもこれも作風は異なれどエモーションや美しい響きに軸が置かれTominoriの目指す音楽性と共振するのだから、もしTominoriの音楽に惹かれている人ならば是非とも聞いてみるべきだろう。

| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Michal Turtle - Phantoms Of Dreamland (Music From Memory:MFM011)
Michal Turtle - Phantoms Of Dreamland
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バレアリック、エクスペリメンタル、アンビエント等、そして国境を跨ぎながら世界各地の世に知られてない、または発売されてさえもいない音楽を掘り起こし、再評価のきっかけを作る事で高い評価を得ているMusic From Memory。そのレーベルが2016年に発掘したのはUKのドラマーであるMichal Turtleで、個人の作品としては1983年にアルバム『Music From The Living Room』だけの一枚を世に残している。本作はそのアルバムから一部と他に同時期に制作された未発表曲を纏めたコンピレーションで、実際には8割は未発表曲であるから、殆ど初お披露目のニューアルバムと呼んでも差支えはない。Turtleはドラマーではありながらギターやベースにキーボード、管楽器や打楽器までプレイするマルチプレイヤーで、ここに収録された曲でも殆どの演奏を自身で行うなど、頭の中にあるアイデアはDIYなるTurtleの手によって音となり形容のし難い実験的な世界観を構築している。始まりの"Loopy Madness II"こそ耽美なローズに美しい残響広がるギターなど用いた開放感ふんだんバレアリック系のインストだが、続く"Village Voice"から宗教的なボンゴのミニマルに般若心経を唱えているような歌による亜空間への誘いらしき曲で、Turtleの豊富なアイデアによるエクスペリメンタルな音楽性が広がっていく。と思えば"Maid Of The Mist"ではクラビネットの朗らかな響きと優しいアコースティック・ギター等を活かした長閑な昼下がりのイメージだったり、"Ball Of Fire"ではファンク調のベースに分厚いアナログシンセが酔いしれるような旋律を奏でてフュージョン性があったりと、曲毎にジャンル性は転調していく。そして、テープに録音したボンゴを用いて土着的なグルーヴと密林のような怪しさを感じさせる"El Teb"、調がずれたようなメロディーと不思議な電子SEが浮遊するニューエイジらしき"Spooky Boogie"、ポスト・パンクとダブの混合のようなひりついた緊張感のある"Phantoms Of Dreamland"、アルバムの中には試行錯誤か果敢なチャレンジかの判断はつかないものの多彩な音楽性に取り組んでダンスからリスニングまで楽しめるバラエティに富んだ内容になっている。Music From Memoryもよくぞこんな秘境の果てにあるような音楽を掘り起こしてくるものだと感嘆せずにはいられないが、確かにレーベルらしい実験的な要素と多少のバレアリック感もあり、Music From Memoryらしさが伝わる作品だ。



Check "Michal Turtle"
| ETC4 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
2017/4/18 Gigi Maisn - balearic state - @ WWW
先日のpiano concertでピアノを強調したクラシック的な音楽性を披露したGigi Masin。東京ではbalearic stateなる異なるコンセプトのプレイもあると言う事で、その両者の差に興味津々で体験せずにはいられず、筆者は当然balearic stateの日にも参加する事にした。パーティーの趣旨をより明確にするようにこの日はDJにCOMPUMAやChee Shimizu、ライブではComatonseから素晴らしいアンビエント・ハウスをリリースしたWill Longや4人組アンビエント・ユニットのUNKNOWN MEらが参加するなど、方向性としてはクラブ寄りを明確に打ち出している。
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| EVENT REPORT6 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Pop Ambient 2017 (Kompakt:KOMPAKT CD 135)
Pop Ambient 2017
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夏の陽気も迫るこの頃、既に季節外れではあるものの年初の厳寒におけるテクノの風物詩にもなったKompaktが送るアンビエント・シリーズの『Pop Ambient』、その2017年度盤を紹介しておきたい。このシリーズに関してはKompaktの元オーナーでもあるWolfgang Voigt(最近Gas名義を復活させた)が選曲を担当しており、アンビエントに対しての特別な審美眼を持つ彼だからこそ、毎年リリースする事で金太郎飴的な内容にはなりつつもその質の高さが保証されている信頼の置けるシリーズだ。本作でもKenneth James GibsonやLeandro FrescoにAnton KubikovやJens-Uwe Beyerなど新旧Kompakt関連のアーティストが曲を提供しているが、注目すべきは珍しく邦人アーティストであるYui Onoderaが参加している事だ。広告や建築空間への、または映画や舞台の音楽制作も行うクリエイターだそうで、クラブ・ミュージック側からは見えてこない存在ではあったが、本作では2曲も収録されるなどVoigtもその実力を認めているのだろう。アルバムの冒頭に用意された"Cromo2"は、透き通るようなシンセのドローンに繊細なピアノの音一つ一つを水玉のように散りばめて、美しさと共に神聖な佇まいを含ませた幻想的なアンビエントで、正に『Pop Ambient』シリーズに相応しい雰囲気を持っている。もう1曲はScannerとの共作である"Locus Solus"、こちらも柔らかく優しいピアノ使い聞こえるが、シンセのドローンが揺らぐ事でハートビートのような躍動感も体感させる。さて、Voigtはというとリミキサーとして参加して”Hal (Wolfgang Voigt Mix)”を提供しており、オーケストラを思わせる荘厳なストリングスやピアノによって重厚感に満ちたアンビエントを作り上げ、そのスケール感の大きさはVoigtらしい。Leandro Frescoは"Sonido Espanol"と"El Abismo"のどちらも吹雪を思わせるノイズ風のドローンが何処までも続く音響アンビエントで、雪が降りしきる極寒の地を思わせるところは『Pop Ambient』の季節にぴったりだろうが、逆に他のアーティストは音数を絞りながら有機的な響きでほんのりとした温かさを表現しており、Popという言葉が馴染み易さに繋がる一般的な意味であれば、そのタイトルはあながち間違ってはいないだろう。春が来るまでの寒い季節に、眠りに落ちるためのBGMとしてやはり聞くべきか。



Tracklistは続きで。
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| TECHNO12 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |