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2019/6/21 Music Of Many Colours with Vince Watson @ Contact
古典なディスコやハウス・ミュージックをプレイするというイメージの強いDazzle Drumsが、しかし2017年に立ち上げた「Music Of Many Colours」はそんなイメージを塗り替えるべく様々な要素を持った音楽を展開するという意味が込められており、彼らのプレイの中には例えばテクノやプログレッシヴ・ハウスにヒップ・ホップやソウルなど様々なジャンルが混在している。今回その最新パーティーのゲストで出演するのはデトロイト・テクノの強烈なフォロワーであるVince Watsonで、以前からDazzle Drumsも彼の曲である「Eminescence」を積極的にプレイしていたが、この度念願叶ってようやくパーティーへの出演が決まった。そしてセカンドフロアには日本からシンセサイザー等のハードウェアを駆使して一人でブギーなシンセ・ファンクなライブを行うSauce81も出演と、この日は特にライブに力が入ったパーティーとなる。
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| EVENT REPORT7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Silent Harbour aka Conforce - Noctiluca LP (Echocord:Echocord 078)
Silent Harbour aka Conforce - Noctiluca LP
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2008年頃からリリースを始め、この10年間でConforceやSevernayaにVersalifeその他含め多くの名義を用いてテクノやエレクトロにアンビエントやエクスペリメンタルと、様々な要素の音楽性を展開してきたオランダのBoris Bunnik。そしてこのSilent Harbour名義はその中でもダブ・テクノを担うプロジェクトに分類され、決して活発とは言えないこのプロジェクトは過去にダブ・テクノの名門であるEchocordとDeep Sound Channelから2枚のアルバムをリリースしており、そういった経歴からも如何にダブ・テクノへ取り組んだ名義であるからは理解出来る。様々な名義で活動するBunnikの中では休眠状態が長きキャリアの中心となるものではないだろうが、しかしその深い残響の中に潜む美しい音像は決して小手先で取り組んだものではなく、Bunnikにとって多面的な音楽性の一つとして確立されている。さてこの3枚目となるアルバムは6曲で構成されたミニアルバム的な扱いでボリュームは少なめで、今までの作風同様にダブな音響と不明瞭な響きを活かしつつ、曲によっては全くダンスフロアも意識しないアンビエント性まで取り込んでいる。実際にオープニングには全くリズムの入らない"Riparian"が配置されており、空間を切り裂くような電子音響が浮遊したドローン状態が持続して惑わされ、続く"Noctiluca"でもアブストラクトで快楽的な上モノと濃霧のようなぼやけた残響に覆われたBasic Channel直系のビートレスなアンビエントで、光の差し込まない深海の海底を潜航するようだ。序盤の2曲でダブ音響を主張したところで、それ以降はハートビートの如く安定した4つ打ちを刻むダブ・テクノが続く流れで、叙情的な上モノが心地好く伸びて時折奇妙な電子音響も混ざる"Dwelling"から、グルーヴを落ち着かせて音数を絞る事でダブの残響を目一杯強調した奥深い空間演出をした"Peridinum"、官能的な上モノのリバーブとざらついた音響がまんまBasic Channelな"Fusiformis"、そして開放的な広がりのある残響がゆったりと広がりディープかつ叙情的な風景を描く快楽的なミニマル・ダブの"Pelagia"と、決して強迫的なダンスのグルーヴを刻む事はないがリスニング性を伴いながら陶酔感たっぷりなダブの音響を活かしてふらふらと踊らせる曲を用意している。本気でダブ・テクノに取り組んだ事が明白な完全なるダブ・テクノのアルバム、意識も朦朧となるようなリバーブの残響に覆われた見事な統一感があり、Bunnikによる複数のプロジェクトの中で明確な存在感を発している。



Check Conforce
| TECHNO14 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Hoavi - Phobia Airlines (Fauxpas Musik:FAUXPAS 029)
Hoavi - Phobia Airlines
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NocowやRising Sunといったレーベルを初期から支えるアーティストに、そしてSven Weisemann変名のDesolateやConforce変名のSevernayaら著名なアーティストもカタログに名を連ねるドイツはライプツィヒのFauxpas Musikは、テクノからハウスにブレイク・ビーツからリスニング系まで多少なりとも幅を持った音楽性のあるレーベルだが、おおよそどの作品にも共通する要素は包み込むような温かいアンビエント性だろう。本アルバムもそのレーベル性に沿った内容で、手掛けているのはサンクトペテルブルク出身のKirill VasinことHoaviだ。Web上にもアーティストの詳細は余り公開されておらず作品数も多くないためどういったアーティストかは不明だが、まだ20代後半と比較的若手の存在である。アルバムの出だしこそ落ち着いたノンビート構成の"Cloud9"で深い濃霧に覆われたような視界もままならないディープなアンビエントだが、人肌の温もりを感じさせる温度感は非常に情緒的。そこからは曲毎に様々な変化を見せ、湿度のあるキックに硬いパーカッションが打ち付ける"Kill The Lama"はアシッド・サウンドが飛び交いつつアンビエントなパッドに覆われ、"Can't Explain"ではぐっとテンポを抑えたダウンテンポに80年代風のローファイなパーカッションやアシッドを絡めた叙情的ながらもヒプノティックな響きがあり、そして"Phobia Roadlines"ではしなやかなドラムン・ベースかブレイク・ビーツかと言わんばかりの小刻みなリズムを刻みつつ無重力で浮遊感のある上モノを張り巡らせたアトモスフェリックな作風と、とても一人のアーティストとは思えない程にバリエーションの豊かを強調する。"Contour"辺りは安定感あるキックとディレイを用いたダビーな音響による幻惑的なディープ・ハウスで、特に幽玄なエレクトロニックの響きに陶酔させられる。時に激しく振動するリズムから大らかな波のようにゆったりとしたグルーヴまで、曲毎に動静の変化を付けてリスニングとダンスを行き交うアルバム構成だが、一環して霞がかった深い音響によるディープなアンビエント性は鎮静作用があり、睡眠薬の如く微睡みを誘発する。前述のSven Weisemannらの静謐で残響心地好い音楽性と共鳴する内容で、まだアーティストとして未知な部分は多いものの期待が寄せるには十分だ。



Check Hoavi
| TECHNO14 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Tominori Hosoya - Halfway (TH Pressing:THPVLP01)
Tominori Hosoya - Halfway

DJというスタイルが基本的には中心にあるダンス・ミュージックの業界、その中で自身で曲を送り出す事はある程度はプロモーション的な意味合いがありそれが本業でない事は多々あるが、逆にDJをせずにプロデューサー/作曲家として自身の音を生み出す事に専念するアーティストも多くは無いが存在する。東京を拠点にTomi ChairとTominori Hosoyaの名義を並行させて活動するこのアーティストは間違いなく後者に属するアーティストで、ここ数年はdeepArtSoundsやSoul Print Recordingsを含む様々なレーベルからアナログの形態で作品がリリースされ、それらの曲が世界中の有名なDJからもサポートされてきた実績も鑑みれば、彼がそういった創作能力の高いアーティストである事に異論は無いだろう。人気レーベルから引く手数多なHosoyaはこれまでに多くのEPをリリースしてきたが、2018年9月遂に自身のTH Pressingから自身の半生をテーマにしたアルバムを送り出した。先ず内容に関して言えば過去の作品の延長線、それは透明感や清涼感のある美しいシンセの響きとパーカッシヴなリズムを武器とした感情的なディープ・ハウスであり、つまりはHosoyaというアーティストを実直に表現したアルバムという点に於いてファンが期待している内容そのものだ。オープニングには2016年にリリースされた『Love Stories EP』(過去レビュー)から異なるバージョンとなる"We Wish 2 Cherry Trees Bloom Forever (Full Length Version)"が抜擢され、からっと乾いた抜けの良いパーカッションのリズムから始まり、じわじわと湧いてくる叙情的なシンセと天井から降り注ぐような耽美なピアノの旋律が湿り気を帯びた情熱となって、冒頭から実に感動的なディープ・ハウスを展開する。こういった作風はHosoyaの特徴であり、シンセの厚みのあるレイヤーが荘厳な景色を描き出す"Love You Again"やより疾走感のあるビートを活かしつつ薄くも美しく伸びるパッドと動きのあるシンセのメロディーで躍動感を出した"Beautiful Lives"なども、安定感のあるハウスの4つ打ちと感情性豊かなメロディーとコードによるテック・ハウスの作風が見事にアーティスト性を表現している。アルバムという形態だからこそ一辺倒にならない展開の工夫もあり、"Cycling (Sunday Evening Version)"ではリズム抜きの荘厳なパッドが覆う中をエレガントなピアノが滴り落ちるアンビエントを聞かせ、"Weekend Othello"ではぐっとビートを落とした事で複数のシンセの響きもじっくりと耳に入りメロウネスを増したダウンテンポを披露し、そして"Interlude Of Life"における子供の呟きもフィーチャした何処か童心に返ったような懐かしさも感じさせるチルアウトもあるなど、ただ勢いに任せただけのアルバムではない。そして終盤以降は再度クラブでも映えるパーカッシヴかつ情緒豊かな旋律に引っ張られる壮大なテック・ハウス/ディープ・ハウスを通過し、最後は深い濃霧のような叙情的なシンセの層の中で清らかなピアノが感情を揺さぶるアンビエント性の強い"Scenery From Halfway"でしっとりしながら霧散する。アルバムという形態を念頭に置いたであろう起承転結な構成があり、そして過去を振り返りつつも未来へと突き進むべくポジティブな感情に満たされた音楽は、決して抑圧的なグルーヴは無くとも感情性の強さが芯にあり心に響くものだ。一旦はキャリアにおける総決算と呼んでも過言ではない充実したアルバムとなったが、その歩みは2019年となった今でも全く止まっていない。



Check Tominori Hosoya
| HOUSE14 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
Danilo & Pablo - 10 Years MCDE Recordings Limited Vinyl (MCDE:MCDE 1218)
Danilo & Pablo - 10 Years MCDE Recordings Limited Vinyl

人気アーティストかつレーベルであるにもかかわらず一切の配信を行う事なく、ヴァイナルという形態への偏執的な愛を貫き通すようにヴァイナルでのリリースにこだわる事で、リリース直後から瞬く間に市場から姿を消した本作。それこそレーベルとしてのMCDEから、Motor City Drum EnsembleことDanilo Plessowとレーベル主宰のPablo Valentinoによるレーベル10周年を記念した作品で、正にMCDEというレーベル性を如実に表した音楽だ。Plessowの活動の為に設立されたと呼んでも過言ではないMCDEは正にMotor City Drum Ensembleの音楽性そのもので、デトロイトのビートダウン・ハウスやディープ・ハウスを彼なりに咀嚼し、そしてファンクやジャズにソウル等からのサンプリングを用いてモダンなブラック・ミュージックへと昇華させて、ある意味ではクラシック性も兼ね備えたダンス・ミュージックだ。勿論知名度で言えば劣るとは言え、Valentinoが生み出す音楽もMotor City Drum Ensembleの共鳴する事は言うまでもなく、この二人が組んだ作品ならば問答無用で手にすべきであろう。本作もたった2曲のみではあるがどちらも彼ららしいブラック・ミュージックを基にした曲で、"Don't U Ever Change"ではAhmad Larnesによるブルージーで味わいのある歌をフィーチャーしつつ、ハンドクラップやもっさりしたドラムによるざっくり粘性の高いビートダウン調のグルーヴを刻み、そこにマイナーコード調のエレピと優雅に舞うストリングスを配して、彼らしいスモーキーかつソウルフルな黒きディープ・ハウスを聞かせる。"Loops For Eternity"はもう少々アッパーで勢いのあるジャジー・グルーヴが走っており、エレピやシンセの控えめにジャージャス感ある響きやファンキーなボイス・サンプルを絡めて、エレガンスを纏いながらもしっかりと地を固めて力強いうねりに巻き込んでいく。両曲とも新基軸や目新しさは皆無だが、それもレーベル10周年の作品のためにいかにレーベル性を示すかという理念もあるだろう事を考えると、これ以外にしっくり適切なディープ・ハウスは無いだろう。普段通りのファンキーかつエモーショナルなディープ・ハウス、だからこそ素晴らしい。



Check Motor City Drum Ensemble & Pablo Valentino
| HOUSE14 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |