2008.05.01 Thursday
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多分テクノと言うジャンルにおいて一番の働き者であるであろうCarl Craig。自身の作品も程々には多いのですが、それ以上に他人のリミックスワークを尋常なペースで手掛けております。そして面白いのが彼の才能に目を付けるのは別にテクノシーンのアーティストだけではなく、ジャンルの垣根を越えて彼にリミックスを頼むアーティストが意外にも多いのです。最近だと浜崎あゆみなんかもCarlにリミックスを依頼してたりして、遂にCarlもお茶の間進出か?(んな訳はないわなw)。で本作はゴッド・ファーザー・オブ・アフロビートなんて呼ばれているらしいTony Allenの曲をCarlがリミックスしております。オリジナルは生太鼓がポコポコな土煙の舞うアフリカンな内容ですが、Carlが手をかけると完全にCarlの音楽へと生まれ変わります。まあしかしここ数年の彼のリミックスワークを聴いていると、以前のピュアで荘厳な雰囲気を持ったシンセ音は封印され、むしろどぎつく恍惚を誘う様なサイケデリックな感覚のシンセ音が多いなと思います。どっちが良いとか悪いではないけれど、かなり上物シンセは強烈に響いておりますね。そう言えばオリジナルアルバムをなかなか製作してくれないのでやきもきしますが、リミックスが相当に多いので我慢しちゃるわ。でついでに今までのリミックスワークを全部まとめてCD化してちょ(一体CD何枚組みになるのかしら?)。
試聴
Check "Tony Allen"