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Denki Groove - Dragon (Ki/oon Records:KSC2 94)
Denki Groove-Dragon
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ついでにもう一丁電気グルーヴのアルバム、"Dragon"。94年作だからまだこの頃は自分はUKロックなんか聴いてた頃の作品ですな、もうそんな前の作品なんですね。でもジャパニーズテクノのアンセムの一つ"虹"を含む他、電気グルーヴの作品の中では最もストレートにテクノ指向を打ち出した作品でもあり、最もエモーショナルな作品でもあり最も好きなアルバムです。だから馬鹿騒ぎ路線はほぼ皆無、だがそれが良い!もうね全編の弾けっぷりと言うか飛ばし具合が段違いで、真夜中の高速道路をかっ飛ばす様な錯覚を覚えます。出だしの"Mujina"からして秀逸、ファンキーなベースラインがうねりを生み出す横乗りグルーヴのテクノ。徐々に音数を増していくワイルドピッチスタイルで、多分90年前半の海外のテクノの影響(Hardfloorとかね)が大きかったんだろうなと思わせられます。また"Baron Dance"での面白可笑しいトランシーなシンセリフに因る反復の覚醒効果、"The Marble Men"のミニマルテクノを意識したリズム中心のトラックなど、やはりテクノ色が前面に出ております。"Chameleon Mania"は砂原良徳が手掛けたがっつりシンセで固めたシャッフル気味のグルーヴィーなテクノで、この頃から既に才能の片鱗が見え隠れしていたんですね。そしてラストの"虹"だ、これはもう説明不要でしょう?そう"ゆっくり消える虹みたく"何もかも全てが無に帰すように美しく切ない涙涙のフィナーレ。この歌さえあればまた明日からやっていける、まだ失望せずにやっていけると何だか納得してしまう。卓球もこんな曲が書けるんだから、相当ロマンティックな人なんだろうね。長尺トラックが多い事もあるので、本格的にテクノが好きな人にもこのアルバムは受けが良いんじゃないかなと思いますよ。

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| TECHNO5 | 23:20 | comments(2) | trackbacks(0) | |
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コメント
電気のアルバムでは僕も『Dragon』がいちばん好きです。
影響を受けたのはひとつ前の『Vitamin』の方なんですが、
『Dragon』の完成度の高さにはかなわないかなぁ。

マチュさんは電気グルーヴそのものよりも、電気を取り巻く状況や
音楽以外の部分で着いて行ってるファンなんかが気に入らないんですね、
きっと。
| びびんば | 2008/04/09 1:58 AM |
>びびんばさん
例えば石野卓球やピエール瀧の奇抜な行動や発言が無かったら、電気グルーヴが今ほど人気あったのかなと懐疑的な見方をしております。もちろん好きになる原因なんて人それぞれなんだけど、自分は音だけで素直に判断するとやっぱりドラゴンとか新作は好きですね。

新作は音圧は高くなっているけれど、どこか地味ですよね。これを今までの電気ファンはどう感じているんでしょうね
| マチュ | 2008/04/09 9:50 PM |
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