2008.07.07 Monday
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凄いね、X-102がスペインの"Sonar 2008"で奇跡の復活を果たしました。X-102とはUnderground ResistanceのオリジナルメンバーであったJeff Mills、Mike Banks、Robert Hoodが、URの別名義みたいな形で活動していたユニットです。今回はRobert Hood抜きで復活を果たしのですが、JeffとMikeが再度手を組むなんてやはり奇跡ですよね。で復活ライブに合わせて"Discovers The Rings Of Saturn"に新曲(未発表曲)も追加した本作が登場です。1992年のリリース当時はハードコアテクノなんて呼ばれてたそうですが、まあそれ以降更にハードな音楽が出た今となっては、本作を聴いても特にハードでは感じなくなってしまったのには時代の流れを感じますね。むしろこりゃレイヴだわ、レイヴ!過激どころかもう少しで下品にさえ聴こえてしまう毒気のある音で、まだまだJeffのミニマル性もMikeのコズミック性も未完成な時代だったんですよ。でもだからこそ逆に限界を突破する為の果敢なエネルギーに溢れていて、精神性においては正にハードコアを感じる内容なんです。"Ground Zero (The Planet)"の過激なまでの暴力性は、宇宙に飛び立つ為のエネルギーの表れに違いない。
ちなみにトラックリストが間違っていて、15曲目の"The Grandfather Paradox (Dr. Mallet's Theory)"と16曲目の"Ground Zero (The Planet)"が反対に表記されてます。
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