2008.11.03 Monday

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自身でレーベルを抱えているにもかかわらず、遂にローランガルニエまでもInnervisionsから作品をリリースするとは、よほどガルニエもInnervisionsを気に入っているのだろうか。しかもタイトルが"Back To My Roots"なんて相当の気合いの入れ様ですが、確かに久しぶりの会心作と言える内容となっておりました。つまりはガルニエのルーツであろうシカゴハウスとデトロイトテクノに影響を受けたアフロトライバルハウスなんですが、かなりの長尺にもかかわらずミニマルとは違ってどんどんと展開していくトラックなので全く飽きない。ダーク目の音ながらもドラマティックに盛り上がっていくシンセ使いなど、フロアで大爆発する仕様になっております。B面の"Panoramix"はガルニエ流アシッドハウスと言った感じの不穏な空気が渦巻くハウスで、アシッド系の毒々しいベース音が地鳴りの様に響いてきます。上物のシンセもデトロイトテクノ風の未来予兆的な音色を感じさせ、久しぶりのガルニエのフロアトラックとしては十分過ぎる内容でした。
試聴
Check "Laurent Garnier"