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Trax Records The 20th Anniversary Edition Mixed By Maurice Joshua & Paul Johnson (Trax Records:CTXCD5001)
Trax Records The 20th Anniversary Edition Mixed By Maurice Joshua & Paul Johnson
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取り合えず本日で一旦シカゴハウス特集は終わり。最後はシカゴハウスにおいて最も重要な二つのレーベルの内の一つ・Trax Recordsについて。自分は勿論Trax Recordsが設立された当時(84〜85年?)はまだお子ちゃまな訳で当時の状況に関しては詳しく知らないのですが、Larry Shermanによるレーベル運営に関しては相当酷いもんだったらしいです。レコードの売り上げに対しての対価を払わないだとか(Larry Heardはその事のうんざりして自分のレーベルを立ち上げた)、最も有名な酷いエピソードはレコードプレスには材料費がかかるので、売れ残ったレコードを買い集めてそれを再プレスし販売していた(だからTrax Recordsのレコードの音は悪いそうです)とか、とにかく無茶しまくり。それにやたらめったら何でもかんでもリリースしていたから、音楽の質にもばらつきがあって決して優良なレーベルであるかと言うとそうでもないんです。それでもAdonis、Phuture、Joey Beltram、Larry Heard、Marshall Jefferson、Vincent Lawrence、Sleezy D、Frankie Knuckles、Armando、Farley Jackmaster Funkを含め多くの素晴らしいアーティスト達がここを経由して行った事を考えると、やはりシカゴハウスだけに限らずハウスと言う音楽においてとても重要な存在であった事は否定出来ません。

さて前置きはそれ位にしてそんなTrax Recordsの20周年記念盤が本作。1、2枚目はMaurice JoshuaとPaul JohnsonがTrax音源を使用しミックスを施していて、3枚目はアンミックスのコンピレーションとなっております。チープでファンキーなシカゴハウスや毒々しいアシッドハウス、そしてディスコな歌物までTraxの魅力が満載で、80年代のハウスの流れを知るには十分過ぎる内容となっております。音楽としての完成度は決して高い訳じゃないから聴く者を選ぶ感じなんだけど、ハウスについて掘り下げようと思うなら決して避けては通れないですね。

試聴

Check "Paul Johnson" & "Maurice Joshua"

Tracklistは続きで。
Disc 1:
1. Bring Down the Walls - Robert Owens
2. No Way Back [Vocal Mix] - Adonis
3. Can You Feel It [Alternate Mix] - Mr. Fingers, Robert Owens
4. House This House - Mr. Lee
5. Jack the Bass - Farley "Jackmaster" Funk
6. This Is Acid [Radio Mix] - Maurice & Mac
7. House Nation - Housemaster Boyz
8. You Used to Hold Me [Kenny Jason Mix] - Ralphi Rosario, Xaviera Gold
9. The House Music Anthem: Move Your Body - Marshall Jefferson
10. Washing Machine - Mr. Fingers
11. Acid Tracks - Phuture
12. I Can't Forget - Mr. Lee
13. Fantasy - Screamin' Rachael, Z Factor
14. Aw Shucks [Long Version] - Farley "Jackmaster" Funk
15. Girls Out on the Floor - Jesse Velez
16. I've Lost Control - Sleezy D
17. In a Vision - Virgo Four
18. I'll Never Let You Go - William S.
19. Can't Get Enough [Remix] - Liz Torres
20. Dub Love [Full Version] - Master C & J
21. Your Love - Jamie Principle, Frankie Knuckles

Disc 2:
1. Children of the Night [Radio Mix] - Kevin Irving
2. As Always [Full Vocal Version Mix] - Ricky Dillard
3. Fun With Bad Boys - Screamin' Rachael
4. The Jungle [Full A-Side Version] - Jungle Wonz
5. I'll Make You Dance [Full Version] - Kool Rock Steady
6. Do It Properly [Adonis Full Version] - Adonis
7. Bird in a Gilded Cage [Full A-Side Version] - Jungle Wonz
8. 7 Ways to Jack [Full Version] - Hercules
9. Slam [Radio Mix] - Humanoid
10. House Beat Box - Sampson "Butch" Moore
11. You Got the Love [Long Version] - Rebecca Jones, Jamie Principle, Frankie Knuckles
12. Baby Wants to Ride - Jamie Principle, Frankie Knuckles
13. We Live This Life [Long Version] - Eric Martin, Paul Johnson

Disc 3:
1. Move Your Body - Marshall Jefferson
2. No Way Back [Vocal Mix] - Adonis
3. Can You Feel It [Alternate Mix] - Mr. Fingers, Robert Owens
4. The Jungle [Full A-Side Version] - Jungle Wonz
5. Dub Love [Full Version] - Master C & J
6. You Used to Hold Me [Kenny Jason Mix] - Ralphi Rosario, Xaviera Gold
7. Baby Wants to Ride - Frankie Knuckles
8. Children of the Night [Radio Mix] - Kevin Irving
9. As Always [Full Vocal Version Mix] - Ricky Dillard
10. You Got the Love [Long Version] - Rebecca Jones, Jamie Principle, Frankie Knuckles
11. Fantasy - Screamin' Rachael, Z Factor
12. This Is Acid [Radio Mix] - Maurice & Mac
| HOUSE4 | 21:15 | comments(6) | trackbacks(1) | |
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コメント
ファーリーといい、TRAXといい、
コアなテクノファンにはたまらないセレクトっすね〜!
こういうのクラブで掛からないのが寂しいですわ。
(Traxのベルトラムなんて傑作揃いですから)

日本はすごくデトロイト好きが多いように感じるのですが、
なぜシカゴっていまいちブレイクし切れないんでしょうか。
ラフ&ダーティ&ロウなゲットーハウスはダメですか、そうですか。
まあ気持ち流行ったりっていうのもなくはないですけど、
中古価格が妙に上がったりっていうぐらいで、微妙な感じですよね。
デトロイトの面々(特にデリックやリッチーホーティン)が
濃い影響下にあることを考えればもう少し人気が出ても良いのにと。

HardfloorのRespectの時代が懐かしいです。
| J汁 | 2008/10/14 12:07 PM |
>J汁さん
ベルトラムは確実にTrax時代が最強。その後はイケイケフィルターディスコばかりでいまいちですね。

シカゴハウスはやはり音が下品だし、強烈過ぎるのかもしれないですね。
でもジェフミルズやデリックメイだってDJの時に使うんだし、もっと人気があっても良さそうですよね。
初期の作品はレコードばかりなんで、CD化すればもっと聴いてもらえる機会も増えると思います。
| マチュ | 2008/10/15 2:37 AM |
どもです。
ここらへんのシカゴの作品ってやっぱりどうしても作りがフロアー仕様になっていてでかい音で聞くとその良さがわかると思うんですよね。

ずっと踊っていていきなりこんなドラッギーが感じの音が聞こえてそこでなんか良さがダイレクトに体に伝わるというか。

そんなこんなとやはりなかなかCD化しないのもなかなか人気が出ない理由かも知れないですね。
| Tack | 2008/10/15 4:20 PM |
>Tackさん
そうですね、やはりDJが使用してなんぼでフロアで聴くと効果抜群。
時々クラブでここら辺のシカゴ系がかかると、その瞬間はっとしますもん。
逆に家でちまちま聴いていても、良さは最大限に感じられないかも。
| マチュ | 2008/10/16 6:09 AM |
僕もデトロイトテクノは初めて聴いたときはスーッとスムーズに入ってきてハマれたんですけど初期のシカゴハウスは最初聴いたとき頭ん中が???でした。こんなスカスカでポコポコしたのの何が凄いのかと。当時全く未熟だった僕は全然理解できませんでした。

ただ、何度かクラブや自宅で聴いてく内にある日突然パキーン!!と頭の中で何かスイッチが入って「ああ、コレは本当にヤバイ音楽なんだ」と理解することが出来ました(笑)。何故そうなったのかは言葉ではうまく説明はできないんですけど(笑)。

Traxといえば古いレコードの再利用だけではなく、ゴミ捨て場や工場からかっぱらってきた古タイヤを溶かしてそれを原料にして安くレコードを作ったり(もちろん音質は最悪!)、オーナーが事務所にいたゴキブリがウザいからピストルブッぱなして撃ち殺してたり、「そういえば、最近あいつレコード出してないなぁ」と思ってたら刑務所に入ってたりと調べてみると色々と“幻想”を抱かせてくれるオモシロ伝説があるようですね(笑)。
| REC-ing Crew | 2008/10/17 12:30 AM |
>REC-ing Crewさん
一度聴いてすぐに理解出来る物と出来ない物はありますよね。シカゴ系もそうですが最初はミニマルなんかもつまらなかったし。シカゴ系もミックスで使用すると効果が分かり易いと思います。
| マチュ | 2008/10/17 10:07 PM |
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Trax Records: 20th Anniversary Collection / VA
シカゴの老舗ハウスレーベルであるTrax Recordsが20周年を記念してリリースした豪華3枚組のCD、"Trax Records: 20th Anniversary Collection / VA"です。 Mix CDが2枚入っていてもう一枚はミックスされてない内容となっています。MIXはMaurice JoshuaとPaul Johnso
| Born Properly | 2008/10/15 4:17 PM |