2009.09.19 Saturday

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ちょっと前に新作をレビューしたばかりのUKのインテリテクノジェントルマン・Kirk Degiorgioですが、今度は15年ぶりに伝説のARTレーベルから新作をリリース。ARTはインテリジェントテクノのみならず初期のCarl Craigの作品もリリースするなどカルトな扱いを受けるレーベルなんですが、まさか今になってレーベルが再始動するとは。とまあそれだけでKirkの本気っぷりも分かろうもんだけど、相変わらず新作も良いです、文句無しです。もうね、完全テクノの道に戻ってきましたわ、Kirkさん。デトロイト的でもありかつヨーロッパ的でもあり、エモーショナルなシンセのラインと重くかっちりしたリズムトラックでがつんと踊れます。しかし読むよりも聴いて欲しい、そして感じて欲しい、何故なら音が全てを語っているから。ただのクラブトラックかもしれない、でもクラブと言う枠を越えてアートの如く美しく音色を発している。これがテクノなんだ、自分の求めるテクノの理想形の一つがここにある。
試聴
Check "Kirk Degiorgio"