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Kuniyuki Takahashi - Waking In The Naked City (Mule Musiq Distribution:MMD13)
Kuniyuki Takahashi - Waking In The Naked City
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生演奏と電子の有機的な絡み合い…と言っても今更珍しくもないでしょうが、それでも高橋クニユキの奏でる音楽からは血が通っていると言わざるを得ない温かさが伝わってくる。前二作においてはハウスやクラブサウンドとの接点を保ちながらクロスオーヴァーな作風を見せていましたが、三枚目となる新作ではもはやクラブミュージックと言う方向を意識する事も無くなっている様に思える。出だしの"Once Again"はどこを聴いてもジャズじゃないか!そう本作にはジャズピアニストの板橋文夫、そしてクラブシーンで大人気のHenrik Schwarzらも参加し、本格的にセッションやライブ感を打ち出して来ている。正直な感想を言うと多少方向性が変わった事で戸惑いもあるが、しかし柔軟で繊細に生き生きと鳴るピアノの音や渋みが滲み出るギターを聴くと、ジャンルがクラブミュージックであろうがなかろうが心に響く音と言う意味では変わってないなと感じさせられる。美しいとか小洒落たとか上品とかじゃなくて、ほのぼのと胸の奥にしまっておきたくなる様な泥臭さと温かさ溢れる音楽なんだ。ノスタルジーが手からこぼれる様に流れ出して、空間に切なさが満ちていく。人間だからこそ奏でられる音って、きっとこんなんだ。

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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) | |
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コメント
タイトルはjohn zornの「naked city」から取ったんでしょうかね。
listen or die!!
| pes | 2009/12/02 2:22 PM |
>pesさん
クラベリアのインタビューによると「ボーダーラインをなくしすべての風景を通り過ぎたら、その行方にはどのような世界が生まれるのか」と言うコンセプトからみたいです。
深い…

それはそうとjohn zornのジャケットはインパクトありますよね。
| マチュ | 2009/12/02 9:24 PM |
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