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2011/01/21 Guidance〜導き導かれる人生〜 6th Anniversary @ Seco
人から人へと伝わる思い、Guidanceとは貴方が体験した事を貴方が誰かに伝える事。今宵は日本人(+外人一人)のアーティストが各人の思いを音に乗せて、音を楽しむファンへと伝える一夜。滅多に揃う事はないであろう実力派DJが奇跡的にも揃い、歓喜と汗にまみれた一夜を創造する。
22時前に到着してすぐにDJ Yogurtのプレイが開始。まだ時間は早かったせいかフロアに人はまばらなものの、特に気にせずにトライバルなテクノなど強烈なダンストラックでぐいぐいと引っ張っていく。徐々に客も集まってくると、後半ではJebskiや井上薫、DJ Yogurt & Koyasの情緒の強いテックなトラックで一気に盛り上げていた。

そして久しぶりに見たEYE。いつの間にやらPCでのDJプレイをする様になっていて驚いたけれど、今回はEYEにしては比較的純粋なクラブトラック中心の豪快で荒々しいテクノやフィルターハウスをプレイ。彼らしい奇想天外な音は封印し肉体感強めで激しく攻め上げ、がっつりダンスさせてくれた。

お次はEYEにも勝るとも劣らない変態性を発揮しているAltz。ファンキーで躍動感のあるハウスもプレイしつつ、遊び心に溢れた奇天烈なネタも投入(AKB48ネタとか)したり、枠に当てはまる事に抵抗するかの様な自由な創造性に溢れていた。だからと言って実験的になり過ぎて踊れないなんて事もなく、終止ハッピーな笑みの浮かぶ世界観だった。

ピークタイムを任されたのは唯一の外人だった2562。2562はオランダ出身のダブステッパーで、結構な人気を集めているアーティスト。しかし今回のプレイはダブステップとテクノをプレイし、そしてURやTechnasiaのクラシックもプレイするなどして、逆に彼の個性を感じる事はそんなに出来なかった。自分がダブステップをそんなに聴きたいと言う意欲が無い事も影響はあるだろうが、2562のDJ自体にもオリジナリティーがあったかと言うとそれは否定する。何だか普通のテクノだね…と言った印象だけ残った。

そこから一気にフロアの盛り上がりを挽回したのがHiroshi Kawanabe。ハードでエレクトロな硬いテクノ、重く低い音で2562から雰囲気をがらりと変えて、リズムの跳ねる勢いで肉体を強烈に刺激する。何度か聴いている川辺ヒロシのプレイその物で、カクカクとした四角なリズムと重いベースラインに彼の個性があるのだろう。フロアへ鉄槌が振り落とされるように硬い音が雨の様に降ってきて、疲れた朝方なのにみんな狂乱していた。

更にそこからフロアを強烈に盛り上げたのがクローズを務めたDJ Nobu。無駄を削ぎ落した密度の高い筋肉質なテクノをこれでもかと投入し、フロアをじっと見つめながらビシッバシッとミキサーをいじり、緩急付けたブレイクも織り込んで止まらないグルーヴを生み出していた。コンクリート打ちっぱなしの部屋で金属音が反射するような無機質なテクノサウンドはとてもクールなのに、DJ Nobuのプレイは熱まで帯びていた。ミニマルでソリッドで不良な男の為のテクノは、朝になっても全く勢いが衰えず最後までみんなの足を止まらせる事は無かった。

各DJ毎の選曲・音の質の違いも楽しみつつ、日本人だけでもあんなにもフロアを沸かせられる、それを体験出来た事は本当に素晴らしかった。どうしたった外タレ志向と言うのは無くならないし、経験が浅い時には仕方の無い事だけれども、まず外を見る前にやはり内も見ないといけない。日本にも素晴らしい音楽性を持ったDJ・アーティストは、気付かないだけでいっぱい居るのだろう。

■DJ Nobu - On(過去レビュー)
DJ Nobu - On
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■DJ Yogurt & Koyas - Chill Out(過去レビュー)
DJ Yogurt & Koyas - Chill Out
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