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Yoshinori Sunahara - Liminal (Ki/oon Records:KSCL 1666-7)
Yoshinori Sunahara - Liminal
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日本のテクノ…と言うよりは電子音楽と言うジャンルにおいて金字塔となった"Lovebeat"(過去レビュー)から10年、ようやく待ちに待った砂原良徳のオリジナルアルバムが到着。余りにも完璧過ぎたあのエレクトリックソウルなアルバムは10年もの歳月を耐え忍ぶには十分なノスタルジーがあったが、更なる変容を遂げた新作は得た物と失った物があり、またもや物議を醸し出す作品となっている。当たり前の事だが音へのこだわりを人一倍持つ砂原が創り出すこの音は、一聴してメロディーやハーモニーも抜きに彼の音だと気付かせる程の電子たる個性を放っている。しかし音の尖り具合たるや前作の比ではなく歪なノイズや強烈に打ち付けるインダストリアルなパーカッションも導入され、その上引き算の美学から一転して音数の密度や動きが増えた事により耳への直接的な刺激は前作以上だ。分り易いメロディーは排除されノスタルジーもファンタジーも忘却の彼方へと消え去り、それどころか何処か虚ろで感情が捨て去られた重苦しいムードが全編を支配し、今の過酷な現実とリンクするように不安が重く伸し掛る。もう夢は見られない、妄想へと逃避も出来ない、そして電子世界から生まれたバーチャルリアリティーが迫り来る。非常に力強くも閉塞感に包まれ聴く者に忍耐力を要求するであろうアルバムだが、砂原良徳にしか成し得ない電子音楽(※敢えてテクノではなく)を確固たる音として具現化している。

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| TECHNO8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
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liminal : 砂原良徳
liminal 【形】 《心理学》閾の、〔光や音などを〕感知できるか否かの境目にある liminal : 砂原良徳 震災の影響を受けて発売延期された、まりん10年ぶりの新作。この作品はもはや今年最大の衝撃作にして問題作と言い切ってもいいでしょう。それぐらい、今
| Yokohama Beat Junkie | 2011/06/01 8:28 PM |