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Primal Scream - Screamadelica Live (Ward Records:VQBD-10027)
Primal Scream - Screamadelica Live
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ロックがダンスと再邂逅した大名盤"Screamadelica"(過去レビュー)がリリースされてから今年で20年。このアルバムはロックにアシッドハウス、ダブやソウルの要素を取り込みレイヴ世代を代表する評価を得たが、昨年バンドはそんな時代を完全再現すべくScreamadelicaライブツアーを敢行した。そして今年の夏には遂に日本でもそのツアーが開催されるのだが、その前に2010年11月26・27日のライブを収録したライブDVDを見ておけば準備は万端。ライブは"Screamadelica"セットと"Rock"セットに分かれているのだが、キモはやはり前者。"Movin' On Up"、"Slip Inside This House"、"Don't Fight It, Feel It"とアルバムと全く同じ流れで始まる出だしから、一気にオーディエンスの心を鷲掴み。序盤からノーザンソウルでぐっとエモーショナルに、そしてハウスのビートで踊らせ、エクスタシーの酩酊感で快楽に溺れさせる。中盤はほろ苦いバラードやインストのアンビエントで火照った体を一旦クールダウンさせるが、サイケデリックな映像と組み合わさった"Inner Flight"の余りにの美しさには息を飲んだ。黒人達が歌い上げる霊的なゴスペルと、そして儚くも美しく響き渡るフルートの音色は、熱くなった会場を沈静化させ優しく包み込んでいた。そして終りに向かう怒涛のラスト3曲はもう一瞬たりとも目を離せない。太陽よりも高くイッてしまう13分間のスペーストラベルダブ"Higher Than The Sun"、彼等の出世作となったレイブ世代のパーティーチューン"Loaded"、90年代のゴスペルハウスアンセム"Come Together"と徹底的に躍る事の快楽を追求したハイになる展開が待ちわびている。特にAndrew WeatherallのリミックスからTerry Farleyのリミックスへと雪崩れ込む14分にも及ぶ"Come Together"の感動たるや…至福と歓喜に満ち足りた瞬間とはまさにこの一瞬。満面の笑みをした客の顔を見ればそれも分かるはず、そして会場が一体となり大合唱をしているではないか。以心伝心、皆の気持ちが通じ合い愛の賛美歌を歌う光景には感動さえも覚えてしまう。聴いてみて思ったのはバンドも随分と成熟し大人になったと言う事。92年当時のCROSSBEATを読むと、日本でのScreamadelicaライブは散々な内容だったと今でも悪名高さが残っているのだが、00年以降の自分が何度か体験したライブでは非常に安定感のあるライブを行っている。そしてこのツアーではゴスペルシンガーやホーンセクションも加えた万全の体制なのだから、これを期待せずにはいられないだろう。キメるかキメないかは貴方の自由だが、ライブでは是非とも皆で大合唱をしたいものだ。

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| ETC3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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