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2011/10/14 Sound of Berghain feat. Marcel Fengler @ Eleven
"Sound of Berghain"、そのタイトルまんまに世界のテクノシーンをリードするクラブ・Berghainのサウンドを日本のクラブで再現するパーティー第二弾。今回フィーチャーされたのはMarcel Fengler、まだBerghainの他のアーティスト程には知名度はないものの、日本ではLabyrinthに2年連続招待されるなど期待を背負っているDJだ。そして日本から迎え撃つはBerghainでのプレイも称賛を浴びたDJ Nobu。彼が主宰するFuture TerrorにもFenglerは呼ばれた事があり、音の相性は抜群と言う他にあるまい。
Berghainの夜は長い、と言う事でいつもよりのんびりとクラブに入場。時間も遅かったので既にDJ Nobuがいつも通りのBerghainを意識した、ソリッドでズンドコしたテクノで無表情な顔とは対照的な熱いプレイで攻め上げていた。熱いプレイとは言いながらも音自体は冷め切りかつ無機質で、錆びついた金属が金切り声をあげるように唸っていた。ヘヴィー級ボクサーの重さと軽量級の早さを兼ね備えたパンチのように、重量感のあるキックなどが疾走感を伴いボディブローの如く鈍く体に突き刺さる。暗闇から這いずり出てくるようにゴォォォーと言う音が吹き荒れ、フロアはさながら雷鳴轟く暴風雨に襲われたような音が溢れていた。ディープな流れも織り交ぜなだらかな上げ下げを繰り返しながら、夜が深まるにつれDJ Nobuのプレイも徐々に過激にヒートアップし、丁度ピークタイムで盛り上がる時間帯に遂にFenglerが登場。

FenglerはDJ Nobuのラストの曲で一旦音を切り、DJ Nobuへと拍手を送った。そしてレコードを回しだすと妖艶な女性の声が入ったテクノから始まり…そこからは文句無しのBerghainサウンドの応酬。メタリックなパーカッションや無味乾燥な金属系の鳴りが響き渡り、圧倒的な抑圧が押し寄せる猪突猛進なテクノサウンドが繰り広げられた。先日のdommuneでのプレイや最近手掛けたMIXCDを聴いて、ハードでありながらオールドスクールも織り交ぜたプレイをするかと予想していたが、現場では重い鉄槌を振り下ろすようにハードな音を連ねていた。しかしBerghainの音は硬く・重くだけではなく、奥底でダビーな残響音が微かに鳴る立体感もあり、ムキムキ筋肉質な音に拡がりも持たせていた。プレッシャーの強い音の嵐に飲み込まれないように精神を強く保ち対峙すべきBerghainのテクノだが、体感的に体を揺さぶる気持ち良さもある。生憎と体調がすぐれなかったので少々睡眠を取ったりもしたが、始発が過ぎてもFenglerは勢いを緩めるどころか更にインダストリアル風なテクノもプレイし、シリアスで冷たい温度感を保ちながら終始攻めていた。朝7時前になると圧力は抑えながら、ボーダーコミュニティー風のサイケデリックな淡いメロディーのあるテクノをプレイして、一旦そこでプレイを打ち切り。Berghainにしては意外とクローズが早いなと思っていたら、そこから横揺れ系のダブステップをプレイし出していた。自分はそこで離脱したので何時までプレイしたかは分からないが、甘さの無い無慈悲なテクノを一晩中聴けて最高に痛快な一夜だった。

■DJ Nobu - On(過去レビュー)
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■Marcel Fengler - Berghain 05(過去レビュー)
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