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Regis - Complete Works 1994-1996, 1997-1998, 1999-2001 (Downwards:DN RE CD 1, 2, 3)
Regis - 1994-1996
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先日CLUB MUSEUM 10th Anniversaryで凶悪なDJプレイを披露したRegis。若い人にとってはRegisとしての活動よりもFunctionと組んだSandwell District名義での活動の方が知られているだろうが、自分にとってのRegisと言えば90年代中盤から00年代前半までのRegis単体でのインダストリアルな作風こそがRegisらしさをより感じられる。今ではそれらの初期作品は廃盤となり入手は困難となっているが、ありがたい事に昨年にRegisのベスト盤が3枚に渡ってリリースされていた。こちらは94〜96年までの作品を纏めた内容だが、まだまだ音楽的な成熟は果たしていない。特に冒頭の最初期の曲は少々レイブ風なダサさも残ったハードテクノだが、しかしハンマーでぶん殴られるようなタフなビートは既に生まれている。そしてそこから徐々によりシンプルさを追求したテクノへと向かって行くが、まだまだ全体的にはのっぺりとした平坦なグルーヴのミニマル・テクノと言った趣だ。

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Regis - Complete Works 1997-1998
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次いで2枚目は97〜98年の作品を纏めているが、ここら辺からインダストリアルの性質が芽を出し始めている。それまでの音を削ぎ落としクールなテクノへと進んでいたのに対し、殆ど展開の無いツールに特化した一貫した姿勢は守りつつも荒削りで金属的なうるささが主張をし始め、暴力的かつ攻撃的なインダストリアルなテクノが生まれた瞬間であろう。テクノを聴かない人であれば気が狂うであろう嫌と言う程の展開の無いストイックなツールとして存在するミニマル・テクノは、その後のハードミニマル全盛の時代へと繋がって行くものだったのだろう。またJeff Millsの影響下にあった者が、そこから巣立ち自分の道を歩み始めた軌跡が残っている。

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Regis - Complete Works 1999-2001
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最後は99〜01年のRegisにとっての完成形とも言える時代であり、自分が最も評価するのがこの時代の作品だ。相変わらずツール至上主義に沿った展開の無いミニマルなスタイルを継続しつつ、金属が錆びたような音を敷き詰めたごっついインダストリアルを極めているが、グルーヴには強靭なうねりが生じ全体をミステリアスな空気が覆っている。終始アッパーなハードミニマル、またはインダストリアルと呼ぶべき金太郎飴的なスタイルが続くが、迷いのない強い意志を貫きRegisと言う個性を完全に確立させたと言えるだろう。先日のRegisのプレイに関して言えばこのアルバムの音楽性を表現したように聴こえたが、その点において自分には期待していた音を十分に体験する事が出来た。とにかくうるさくてファンキーでハードなテクノが聴きたい人には、このアルバムは外せない一枚となる筈だ。

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