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Orbital - Wonky (Beat Records:BRC-323LTD)
Orbital - Wonky
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レイヴカルチャーの申し子、ハートノル兄弟によるOrbital。エクスタシーとアシッドの狂乱の最中で産声をあげたOrbitalサウンドは、初期のトランス調テクノで人気を獲得しブレイクビーツやロック、ドラムンベースなど折衷主義的に様々な要素を吸収しながら、クラブミュージックの枠を越えてロックファンも巻き込むまでになった稀有なテクノユニットだ。最初に言ってしまうとアンダーグラウンドな曲がプレイされるクラブで体験するテクノと言うよりは、大箱や野外フェス、または何でもありのレイヴでこそ映える大仰でド派手なサウンドが特徴ではあるが、しかしその完成度の高さ故に自分も古くからOrbitalサウンドにやられてしまったファンの一人だ。8年ぶりとなる本作に於いても彼等は高らかに復活を宣言するように、プリミティブな電子音を鳴らし叙情と幸福感を誘発するメロディアスでトランシーな世界を展開していた。アナログ機材も多く導入したと言いながらもそれとは対照的に洗練され美しく響き渡るシンセ音、またスパイスとなるビキビキとしたアシッド音も変わらず導入されており、これぞOrbitalと言う底抜けにポジティブなアルバムだ。レイヴ世代である彼等らしい何でもありの姿勢も失わずに、節操はないが現在市場で流行っているダブステップを取り入れた"Beelzedub"ではサイバーで悪っぽいテクノを鳴らしている。かと思えばオープニングの"One Big Moment"はポップなメロディーが可愛らしく輝くブレイクビーツで、"Never"ではしんみりと郷愁を漂わせながら徐々に盛り上がっていく涙腺を刺激するテクノだ。また"New France"の様に幻想的な女性ボーカルを起用したハウシーで麗しい曲もあれば、これぞOrbitalな"Stringy Acid"のハイエナジーなトランスとアシッドの絡み合いは本作のハイライトと言えるだろう。様々な要素はOrbitalの一部分であり全てなのだと言えるアルバムの構成からして、彼等がリスナーを楽しませる事を熟知した真のエンターテイナーである事を証明している。こんな曲構成で演奏されたら、ライブが盛り上がらない訳がないに決まっているテクノの遊園地的な作品である。で限定盤には完全ダンス仕様化されたライブ盤が付いてくるが、こちらは彼等のクラシックが長尺で収録されており目眩く恍惚の世界が広がっている。

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| TECHNO9 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
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Wonky : Orbital
Wonky : Orbital 2004年に活動休止したハートノル兄弟が帰還したことをまずは喜びましょう。レイヴ黎明期からテクノシーンに偉大なる功績を果たした彼らは、彼ら自身が作り上げた大きな潮流に飲み込まれてしまったようで、精神的なバランスを取るためのリハビリテー
| Yokohama Beat Junkie | 2012/04/14 12:42 PM |