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Calm presents K.F. - From Dusk Till Dawn (Music Conception:MUCOCD-024)
Calm presents K.F. - From Dusk Till Dawn
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CALM、本名は深川清隆、日本に於いてバレアリックと言う音楽を最も体現しているアーティスト。CALMではユニットを組み個人と個人の鬩ぎ合いの生演奏から生まれる熱い昂揚感を伴うバレアリックを表現していたが、このK.F.名義ではそれが本名の頭文字から取られている事からも分かる通りよりパーソナルなダンスミュージックを目指したバレアリックを追求している。タイトルが示唆するように夕暮れから夜明けまでの時間帯に焦点を当てた本作は、夜の帳が下りてざわめき始める予感から始まり、汗と歓喜にまみれた真夜中のダンスの時間帯から煙草や酒で汚れた空気の中を抜けだして清々しい夜明けを迎えるまでのドラマティックなストーリー仕立てに展開される。CALM名義で披露してきた有機的な質感のある音は後退しながらも、一人での制作でも電子的な音を用いて何処まで臨場感と多幸感を生み出す事が出来るのか、そして踊る悦びを湧き起こす事が出来るのかと言う問いに回答している。寧ろCALMと言う制約から解放されたからこそ、気兼ねする事なくダンスミュージックとチルアウトを分け隔てなく両立しながら、クラブでも又は野外でも聞かれるべきバレアリックな音楽性をこれまで以上に追求出来たのではないか。音楽的に言えば新しさを追求する姿勢よりもBack To Basicな面は強いがそこに後退的な印象は全く無く、小難しい音も聞かせる事なく開放感ある清々しさに満ちたオプティミズムを強調する事に成功している。迷いも雑念も振り払い前へ前へと力強く進むCALMの眩いばかりの自信さえ感じられ、お世辞抜きに最高傑作と言えるアルバムを作り上げた。本作ではCALMが音楽の媒体に対する在り方を問う意味で、パッケージとして細かい曲解説や音楽への考え方を示した説明も膨大に収録されており、CDを買った人のみにだけCALMからの手紙を読む事が出来るのだ。是非CDを手にとって買って、手紙を読みながら音楽を聴いて楽しんでみて欲しい。



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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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