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2012/04/28 RA VS @ Eleven
電子音楽の普及に務めるオンラインマガジン・Resident Advisorが提案する新しいパーティーが今回の"RA VS"。VSと言うタイトル通りに毎回二人のゲストを招待して、一人では成し得ない二人による共鳴・共振から生み出す音楽の魔法を体現する、そんなコンセプトがあるそうです。そんなパーティーの栄えある第一回目のゲストはデトロイトからMike HuckabyとPatrice Scott、前者は言わずもがなテクノからハウスまでこなすベテランであり後者は詳しくは知らないのですがシカゴ・ハウスに影響を受けたアーティストだそうで。特にHuckabyに関しては前々から気になるDJだったので、ようやく聴けるこの機会を待ち侘びておりました。
さてそんなゲスト二人の前にフロアを温めたのは、黒くディープネスな音を追求するSTEREOCiTI。デトロイトからシカゴ、テクノからハウスまで一貫して黒い音を鳴らすそのスタイルは地味渋でありながら艶もあるのですが、今回も控え目なプレイながらもゆったりとフロアをロックするプレイは円熟味に溢れていました。質素なキックが乾いて響くシカゴ・ハウス、エンドルフィン出まくりな危ないアシッドハウス、デトロイトの情熱豊かなディープハウス、ホーンが熱く鳴り響くファンキーなハウス等々、ハウスのフィールドをふらふらと彷徨いながら心地良い酩酊感を醸し出しつつフロアを黒く染め上げていました。一見地味ではあるけれどそれは熟成した枯れた味わいでもあり、この人のハウスDJは本当に素晴らしいですよ。

そしてHuckaby×ScottのプレイはB2Bも多少交えながらの適当な時間(30分〜60分)で交代しながら、フロアのテンションを落とさずに6時間以上も続く圧巻のプレイでした。予想していたよりも結構アッパーでBPMは早めで、グルーヴ感・バウンス感を前面に打ち出して出だしから一気にピークへと突入。敢えて分けるならHuckabyはテクノ、Scottはハウスなプレイだったのでしょうが、そんな区分けは全く無意味にテクノもハウスを垣根を越えてデトロイト・テクノもシカゴ・ハウスも、ベーチャンのハードテクノだって飛び出してグルーヴを保ち続けていました。流行に沿うだとか斬新な音を狙うとかそんな事はお構いなしに、Back To Basicsな趣もあるトラック重視な内容。DJには派手なイコライジング、トリッキーな技術で盛り上げる要素もありますが、それに頼るのではなく踊るのに適したネタを選択する事に腐心した真の意味でのディスクジョッキー的な印象を受けました。決して多いと言う動員ではなかったけれど、彼等のプレイが良かったからか、それともパーティーピープルが集まったからなのか、フロアで踊り続ける人も多くて音楽を楽しむヴァイブスに満ちたフロアが出来上がっていましたね。Huckabyが朝方に一旦音を切って哀愁漂う黎明期のシカゴ・ハウスをプレイして、懐かしい感情に入り浸りながら上手く幕を閉じてくれたな…と思いきや、Scottも加わって再度プレイ開始。流石に体力が持たなかったので帰路に就きましたが、充実したパーティーで気分も爽快でした。

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