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Claro Intelecto - Reform Club (Delsin Records:92DSR/CLR-CD1)
Claro Intelecto - Reform Club
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Mark Stewart(と言ってもロックの人とは別人)ことClaro Intelectoの4年ぶりのアルバムは、前作のModern LoveからオランダのDelsinへとレーベルを移籍し、作風も変化を見せた意欲作となっています。前作はModern Loveからのリリースと言う事もあってか規則正しい4つ打ちの上に柔らかいダビーな音響を被せた、ある意味ではダブなテックハウスとして非常に模範的な作品だったと思います。勿論新作でもダブな要素を持ち込んではいるものの、数少ない音でより繊細さと精巧さを打ち出してリスニングとしても耐えうる叙情豊かな世界感を生み出す事に成功しています。音色に限って言えば時代を遡るように、例えば初期のデトロイト・テクノ的に通じる荒削りながらも素朴さを感じさせる懐かしい音なのですが、そこに希望とか未来とかヒューマニズムを見出すでもなくどこか空虚的な冷静さもあるのがデトロイトテクノとは異なる所。リズムに関しても4つ打ちだけでなく重苦しいダブステップ風、ビートレス、シャッフル系など多彩な手腕を発揮し、単純なダンストラックだけに終始する事なく如何に変化と深さを聞かせるかと言う事に気を配ってもいます。アルバム全体としてアトモスフェリックな音響やシンプルなメロディーや構成なのは、ダブテクノの音響やデトロイト・テクノの叙情感にも影響は受けているのでしょうが、単なる物真似に終始しない世捨て人的な侘び寂びのある作風はか弱くも美しい。決して派手な作品ではないけれど、Delsinらしいフリーフォームな名盤と認定します。

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