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テクノ、ミニマル、ディープハウスなど様々なダンスミュージックの発信がドイツ中心となっている今、ディスコ/リエディットと言うジャンルに於いてもドイツはRunning Backからの作品が注目を集めている。Tiger & WoodsやTensnake、Mark Eらが作品をリリースしていると聞けばレーベルの質も折り紙付きである事を理解するだろうが、このPhillip Lauerにとって初のソロアルバムとなる本作はまたしてもレーベルの存在をアピールするであろう。ディスコ・テイストを感じさせる粘り気と動きのキーボードやベースラインは何処か懐かしくダサくもあるが、イタロ・ハウスの派手派手しいサウンドやバレアリックな開放感・多幸感も纏っており、あっけらかんとした無邪気な楽しさはそう多くは体験出来ない物だ。どの曲もレイドバックした緊張感の無いビートながらも、コズミック感のあるブリブリとしたシンセサウンドはのどかで陽気なディスコ空間を創造し、哀愁のあるメロディーは胸の奥に閉まった切なさや懐かしさを呼び起こす。カラフルで艶のある音の使い方や豊かな広がりを聞かせるコード展開を一貫しており、気難しい実験的な事も無闇に熟考させるような事も全く無く、ミラーボールがクルクルと回転するポジティブなダンスフロアで無邪気に踊りたくなるディスコ・ハウスが整然と並んでいるのだ。目新しさを感じさせる流行の音楽ではないけれど、いつでも聴きたくなる良い曲が揃っている秀逸なアルバムだ。

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| HOUSE7 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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