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Session Victim - The Haunted House Of House (Delusions Of Grandeur:DOGCD02)
Session Victim - The Haunted House Of House
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Freerange Recordsを主宰しているJimpsterが、モダンなハウスに中心軸を置いた別ラインとして運営しているDelusions Of Grandeur。2009年設立の新興レーベルながらも6th Borough Project、Tornado Wallace、Deep Space Orchestraら注目をアーティストを擁し話題騒然となっているレーベルの一つだ。そのレーベルからまた一つ、目が離せないユニットによるアルバムが到着。それこそドイツの二人組ユニットであるSession Victimの初のアルバムであり、ドイツはテクノだけでなくハウスでも最先端を歩んでいる事を主張する程に完成度の高い作品を送り出した。作風としてはサンプリングを使用したファンキーなハウスから湿っぽく生の臨場感が迫るジャジーハウス、粘り気のある黒く訝しいビートダウンから小気味よいラップが軽さを演出するヒップハウス、果てはロック風の男泣きギターがセンチメンタルに響くサイケなハウスまでアルバムと言うフォーマットを充分に生かした懐の深さ感じさせる。一見多様なハウスに取組み統一性が無いような印象もあるが、決してアルバムの方向性が拡散する事もなく、むしろ多種の作風が一枚岩となりSession Victimのハウスと言う音を主張している。生風の音を感じさせながらもそれらを丁寧に電子音とフィットさせる音への洗練した感覚や、典型的なソウル剥き出しに盛り上げるハウスとは一線を画す一歩引いたような奥ゆかしさ、温度感もそれ程上がらないにもかかわらず低温で燻るソウルネス、そのどれもが上手く抑制されながらメロウなディープハウスを形成しているのだ。感覚的なセンスだけでなく制作に対する理知的なヴィジョンも伝わってくる、それこそモダンと呼ぶべきディープハウスなのだろう。非常に完成度の高いアルバムであり、Session Victimと共にDelusions Of Grandeurと言うレーベルをも評価を高める一枚となるだろう。

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