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Taragana Pyjarama - Tipped Bowls (Kompakt:KOMPAKT CD 101)
Taragana Pyjarama - Tipped Bowls
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かつてはテクノ/アンビエントでドイツテクノを先導していたKompaktも近年は手探りでレーベルカラーを押し広げているが、その一例がThe FieldやWalls、Gui Borattoと言った新鋭らのシューゲイザーを取り込んだテクノだ。その取組は成功しこの路線がKompaktの新たなる顔になりつつもある中で、そこに更に加わるのがデンマークからの新星であるNick Kold EriksenことTaragana Pyjaramaだ。2011年に他のレーベルからリリースしたEPがKompaktに気に入られ、案の定青田刈りと言うか才能を見出されKompaktからデビュー・アルバムをリリースする事になったのだ。EPは未聴だったので試しに聴いてみると、これが白色光に包まれる躍動感あるシューゲイザー・ハウスで確かに素晴らしい。そしてこの本アルバムに繋がる訳だが、アルバムではダンス的な作風は抑えてリスニング志向に傾いた淡くサイケデリックな世界を展開している。何はともあれ"Growing Forehead"が素晴らしく、はっと息を呑むような女性ボーカルに連れられて夢の世界に没頭するノンビートなこの曲が耳に残る。Border Communityらしいサイケデリックなシンセ使いながらも、毒気を完全に抜いてポップな音へと昇華させている。"Lo Ng"では逆に中毒性を残したシンセがじわじわと侵食する下で力強いキックが4つ打ちを刻み、"Ballibat"ではスーパーマリオの効果音らしきサンプリングを用いたグニャグニャと視界が歪むコミカルなダウンテンポを聞かせ、タイトル曲では冷めきった正にチルアウトまでも披露している。正直な気持ちで言えばもう少し弾けた音も聴きたかったし何処か物足りなさもあるのだが、しかしまだ21歳でこれだけの色彩豊かな淡いサイケデリックな世界感を展開させているのだから、今後の活躍に期待せざるを得ない。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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