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Shed - The Killer (50Weapons:50WCD08)
Shed - The Killer
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ベルリンテクノの中心であるOstgut Tonの中ではライブとしての活動が目を引くShedは、音楽活動は順調のようで2年ぶりとなる通算3枚目のアルバムをリリースした。ところがリリース元はOstgut TonからではなくModeselektorが主宰する50Weaponsからと言う事で一抹の不安もあったものの、蓋を開けてみればこれは正にShedとしか言いようのない作品となっていた。1曲目の"STP3/The Killer"は一見壮大な幕開けを予感させるノンビートなアンビエント風の曲ではあるが、しかし底で蠢く重低音の響きはまるで地響きのようであり、不鮮明なベールに覆われたシンセ音が徐々に晴れていけばそこに待つのは踊る為のフロアだ。続く"Silent Witness"ではフロアへの殴り込みをかけShedらしい横にぐらぐらと揺さぶられるブレイクビーツが顔を出すが、ここでも地を這うような怒涛の重低音は並々ならぬ圧力を掛けてくる。更に"I Come By Night"では前のめりのゴリゴリなハンマービートの鉄槌が振り下ろされ、ダークなシンセが闇夜に鳴り響く暴力的なダンストラックが炸裂する。しかし"Gas Up"や"The Praetorian"などのインタールード的な曲では熱せられたフロアへ冷水を浴びせ、一時期的なガス抜き的な効果も生み出し適切な展開を作るところにShedのアルバム制作に対する姿勢が伺える。アルバムのラストを飾る"Follow The Leader"では流麗なピアノのコード展開とそこに被さるパッドが美しく、闇夜を抜け出して爽やかな朝を迎えるブレイクビーツを配置し、踊り狂った一夜は安堵と共に終息を迎えるのだ。歪なビートに圧倒する重量感、そしてドラッギーなレイヴ風なシンセの使い方とこれまで以上のエナジーを発散しつつ、アルバムとしてドラマティックにも纏め上げたShedの構成力は本物であろう。

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| TECHNO9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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