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STEREOCiTI - Dialog (Mojuba Records:mojuba 019)
STEREOCiTI - Dialog

先日Mojuba NachtでレーベルオーナーであるDon Williamsと共演を果たしたKen SumitaniことSTEREOCiTI。ドイツはMojuba Recordsの日本に於ける窓口的な役割も担っているSTEREOCiTIですが、一年ぶりとなる新作もやはりレーベルの趣向を反映した、つまりはシカゴ・ハウスやデトロイト・テクノの影響を匂わせる現代的なハウスを披露している。このEPの中で最も深遠かつ幽玄な音色を響かせているのが”Dialog”で、まるでフィールドレコーディングを思わせる淡い音響から始まり徐々に空間の奥底からリズムやメロディーが這い出すように引っ張り続け、そして堰を切ったように滑らかなディープ・ハウスへと突入する展開はディープ・ジャーニーと言う言葉が相応しい一曲。空間を活かす音の間や枯れた味わいのある音色には侘び寂びと呼ぶべきものが感じられ、スルメ的に聴けば聴くほど魅力が増していく。そして先立ってMIXCDに収録された"Jellyfish"は、味気ないリズム・マシンの音や不穏な呟きを取り込んだ粗雑で悪びれた音楽であったシカゴ・ハウスの影響下にあり、そこに幻想的なパッドも絡んで美しさと不安な空気が入り交じるハウスとなっている。"Mosaic"も物憂げなベースラインと寂しさを誘うストリングスにハンドクラップが効果的にアクセントを付けるシカゴ・ハウスで、簡素なリズムマシンの音が虚空に響き渡っている。レコードラベルには「タマシイハフメツデスネ」と記載があるが、確かにこのEPも朽ち果て荒廃した世界感を演出しながらも、しかし秘かに燻る魂を隠しているのだった。

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