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2012/9/2 TENKA3 @ おおばキャンプ村
2009年、2010年は和田海岸にて開催された野外パーティーであるTENKAが、2年ぶりの開催となる今年は場所を西多摩のおおばきゃんぷ村へと引越しをし開催されました。「最高のシチュエーションで、最高の音楽を」と言う主催者の熱いコンセプトの基、期待が高まる若手から日本を代表するベテランまで幅広くアーティストを集結させたTENKA3。普段のクラブとは異なる雰囲気も楽しみにパーティーへと遊びに行って来ました。
武蔵五日市駅からは送迎車が出ていたのでそれに乗って10分程すると現地に到着。おおばキャンプ村は山の麓と言うか森の中と言うか、木々に囲まれた小さなキャンプ場。野外エリアと屋内エリアの距離も近く、規模が小さいながらも座席や雨よけ用の屋根もしっかりあり快適性は問題無し。エリアが大き過ぎない事がパーティーに参加する者に対し適度な共同体意識を感じさせ、肥大化し商業化したフェスとは異なる音楽好きが集まるパーティー感をしっかり残していました。



先ずは夕飯を食べてからお酒を注入しつつAnton TarjinとGenzouによるClassical Wicketのライブから聴く事に。が、どうやら機材トラブルのせいか前半はノイズが混じったりプレイも思ったように出来ない状態が続いていたようで、なかなか音ののめり込めず。中盤から持ち直すとジャズやロックを意識した生っぽい音と90年台のビッグビートを意識したリズムに、テッキーに輝く上モノやおそらく手弾きによるシンセ音も被せて、躍動感に満ちたライブを披露していました。トラブルはあったものの客は盛り上がっていたし、パーティーの序盤から良い流れを作っていました。



その後酒を飲みつつ知人と話していると、突発的に雨が降ったり止んだりを繰り返し山の中の天気に悩まされる事に。24時からはHiroshi WatanabeがDJで登場しいつも通りの芯の詰まった強烈なグルーヴと幻想的でヒプノティックなシンセ音でぐいぐい攻めるも、しかしやっぱり雨が降ったり止んだりでなかなか安心して踊らせてくれないのが野外パーティー。それでもリヴァーブを軽く効かせながら四方八方から音で包み込むようなDJを聞かせ、真夜中の高速ドライブを疑似体験させる疾走感は流石ワタナベさん。クラブでの密閉された場所とは異なる開放的な場所においても、硬く打ち鳴らされるビートと美しく響き渡るメロディーを生かしながら多幸感を放出するプレイは素晴らしかったです。体を大きく揺さぶりながら全身全霊のプレイをしていたのが印象的でした。



真夜中は聴きたいアーティストが結構被っていた為、ワタナベさんは終盤で離脱し屋内エリアのKenseiのライブへと移動。Kensei、Coppe'、Toneの3人によるライブと聞いて一体どんな音を出すのかと楽しみにしていたのですが、セットチェンジに45分位かかってしまいここで予定が大幅に崩れてしまう事に。結局Kenseiのライブは最初の15分位しか聴けず全体像は掴めなかったのですが、奇妙な重力地場を発する鈍重な電子音響にCoppe'の呪術的なボーカルが絡む緊張感が張り詰めたライブでした。昔のIndopepsychicsのエレクトロニカ的な要素も感じつつ、ヒップホップ以降のビートさえも削ぎ落としたKenseiの変化には驚愕でした。最後まで聴きたかったものの、野外では白石さんがDJをしていたので敢え無く離脱。



で野外の白石隆之さんのDJを聴きに移動すると、いつものしっとりとディープなプレイではなく跳ねるグルーヴに弾けるパーカッションが炸裂するファンキーなテクノ/ハウスをプレイしていて、どうやら野外を意識したのかもしれないですね。エフェクトやクロスフェーダーもフル活用させ曲に躍動感のある味付けをしていくのですが、そこに"Jupiter Jazz"や"I Can't Kick This Feelin When It Hits"などのクラシックも織り交ぜて、時代を超える普遍的な選曲も楽しませてくれました。秘めたる叙情と落ち着いたソウルを匂わせつつとびっきりにファンキーで外交的なプレイは、きっと野外の開放的な空気が白石さんにそうさせたのでしょう。



そして白石さんの盛り上がったDJから一転して落ち着いたムードのMingussのライブへ。サックスプレイヤーを従えてMingussはキーボードとボーカルを担当。やはり恐らくほぼ新曲をプレイしていたはずですが、序盤のノンビートな時間帯ではSF的な宇宙サウンドが星の光のように瞬きつつ、そこにサックスが視界を歪ます混沌とした味付けを行ってただ美しいだけではないトリップ感のあるサウンドスケープを生み出していました。中盤ではテクノ的なキックも入り盛り上げる箇所もあったのですが、全体的にはノリではなく音をしっかりと聞かせるシネマティックな展開が中心。しかしMingussのこのシンセのトリップ感は昔のジャーマンプログレの狂ったような酩酊感にも共通するものがあり、繊細な音と中毒性を兼ね備えた楽曲は、もはやテクノと言う枠に当て嵌まらない電子狂想曲ですね。

その後は降ったり止んだりの雨も避けたかったので屋内エリアへと移動し、横になってゴロゴロ。実は屋内エリアは靴を脱いで踊る場所なので遊び疲れた人は隅の方でぐったりしていたのですが、自分も疲れたので横になっていたらいつの間にか寝落ちしてしまいました。一時間程寝てしまったようで起きて屋外エリアへと移動しWAX(WHY & dex)のBack 2 Backを聴きに行くも、雨はどしゃ降り状態で踊れる状態に非ず。仕方ないのでエリア後方の雨避けがある場所でWAXの不思議なハウスセットを聴いていたのですが、踊らずに体を動かさなかった為か意識が飛んで就寝。結局朝方は全く踊らずに7時過ぎに現場を離脱して帰路に就きました。ゲリラ的に度々襲ってきた雨のせいでなかなか音楽に集中出来る環境ではなかったものの、しかしそれも含めて緩いムードの中で楽しむのが野外パーティーと言うものであり、素晴らしいロケーションの中で各アーティストの気持ちの良い音が聴けて居心地の良いパーティーになりました。

■Hiroshi Watanabe - Contact To The Spirits 2(過去レビュー)
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■Minguss - Night Of The Vision(過去レビュー)
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