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Ricardo Villalobos - Dependent And Happy (Perlon:PERL92CD)
Ricardo Villalobos - Dependent And Happy
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近年はMax Loderbauerと手を組んでのリミックス作業が目立っていたミニマルハウス最高峰のRicardo Villalobos。人気・実力と共にトップクラスである事は間違いないものの、最近の彼が手掛けたリミックスはお世辞にも派手ではないどころか実験に挑むかのような作風が目立ち、人気だけが先走っていたような感は否めない。事実、自分の中でも以前のVillalobosらしい作風から乖離していく内に、以前程には熱狂的になれなくなっていた。そして前作のミニアルバム"Vasco "から4年ぶりとなる本作も、確かに一聴した際には丹念に練り上げたミニマルではあるもののやはり地味だと言う印象を持った。その後何度もアルバムを聴き込んだのでも到底一般的に幅広く受け入れられる作風ではないとは思うのだが、しかし何時の間にか感覚が鈍く麻痺していくこの中毒性は一体何なのだろうか。かろうじて4つ打ちを保つようなふらついたグルーヴの酩酊感は尋常ではなく、大音量で聴くとはっきりと全容が浮かび上がる過剰とも思われる緻密かつ変幻自在なリズムトラックによる成せる業なのか、体にしっかりと響く躍動感はありつつも決して定型化する事なく常に揺れている印象を受ける。また大小膨大な音を隙間なく埋めているにもかかわらず、むしろ音を間引いたように音の隙間と言う空間も用意する事で、全体としてはリズムの強度は保ちつつもすっきりとしたシャープなハウス・ビートが走っているのだ。そしてVillalobosらしい妖しいボイスサンプルや朧気な無国籍のメロディーなど様々な音は前面に出て主張する様子もなく、浮遊しながら融合を果たすように浮かんでは消え浮かんでは消え…。湿っているのか乾燥しているのか、有機的なのか無機的なのか、それすらも分からない程に各要素は入り混じり妖艶で官能的な音を鳴らしている。クラブミュージックらしからぬ芸術的なまでに編み込まれた楽曲でありつつも、その上でクラブでの踊りに適した躍動感や心地良く酔うトランス感をも伴っているのだから、やはりVillalobosの実力は本物なのであろう。小さい音でちまちまと聴くのではなく、絶対にボリュームを上げどでかい音で体感するのが最高の聴き方なので、これは是非ともクラブで聴いてみたいものだ。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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