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2012/12/1 groundrhythm 10th ANNIVERSARY @ Air
代官山にAIRと言うクラブが出来た当初から続くgroundrhythm。井上薫をレジデントに迎えたこのレギュラーパーティーも遂に10周年を迎える事になったが、何事においても10年も継続する事は並大抵の難しさではない。特に移り変わりの早い消費型のクラブミュージックが土台にあるパーティーでは、自分の個性を保持しながら時代にも適応すると言う相反する行為を成立させなければ、10年の長い期間のパーティーを継続させる事は不可能であろう。しかし井上薫はそれをやり遂げた事実がここにある。この10周年のパーティーは一つの到達点となり、そして未来へと続く新たなる始まりでもある。
さて10周年記念には井上薫と縁の深いアーティストが参加する事になっていたのだが、日も変わってからはDJ Yogurtが登場した。この日は攻撃的なテクノセットを披露していたが、DJ Yogurtらしい底抜けな多幸感とある種暴力的とも言えるダークさが行き交うテクノで、序盤からガツガツと飛ばしていたのが印象的だった。比較的ロングミックス等も多用していたように思われるが、そのせいかスムースな流れを生み出しながら重いキックで迫力のあるグルーヴを作って攻撃的に感じられたのだろう。そんな中でも自身が手掛けた"One(Yogurt & Koyas Remix)"や、"Nile"→"Power To The People(YO&KO Edit)"→"After The Rainstorm(Yogurt & Koyas Remix)"の流れの時にはスペーシーだったりテッキーだったりと飛翔していく開放感があり、やはりDJ時に自身の作品でピークを盛り上げるところはリスナー側としても何だか嬉しくなるものだ。後半は如何にも祝祭を表現したハイテックな高揚感で、パーティー序盤からよく踊ってしまった。

次の出番はライブを披露した高橋クニユキ。DJ主体のパーティーの中で、日本では数少ないライブを行う事が出来るアーティストだ。ニューアルバムをリリースしたばかりではあったが、残念ながら当方がまだそこまで聴き込んでいなかったのでトラックリストについて詳細が分からないのが悔しい。しかし今回はかなり4つ打ちのハウスアレンジを前面に出して、体感的に踊れる事を意識したセットになっていた。PCとキーボードを使いギターやホーンなどの有機的な音を主に使用し、そこにキーボードでライブ感溢れるアレンジを乗せていく。脈打つ太鼓の響きは大地の鼓動となりフロアを揺らし、情緒的なメロディーは心に訴えかける。特に序盤に演奏した"Earth Beats"はアコギの物哀しいメロディーが美しく舞い散り、終盤での"Once Again"はジャジーな優雅さを纏いつつもマッドな黒さも滲み出ていた。ライブではありながらDJ的に全てがシームレスにミックスされ、野性的かつ美しいハウスの4つ打ちを存分に体験出来た。

そして最後に登場したのはgroundrhythmを象徴する井上薫。なんと今回はパーカッショニストの辻コースケとのジョイントも前半に披露したのだが、井上薫によるメロディーを排したリズムトラック中心のDJセットの上に、辻コースケが両手で複数の太鼓を連打しながら土着的でトライバルなうねりを生み出していく。かっちりした4つ打ちのキックと高速で乱れ打たれる太鼓群がアフリカンのポリリズムとなって、リズム中心となった展開が大きな並となってフロアに襲いかかっていた。DJさえもライブ感が溢れるようになったパーカッショニストとの共演は見た目にも刺激するものがあり、なかなか体験出来ない面白い企画だったと思う。そして井上薫単独のプレイに移ってからは大箱を思わせるプログレッシヴハウス〜トライバルテクノまで怒涛の勢いを見せていたが、Spektreの"Together"までプレイしたのだから相当に攻撃的だった。勿論ニューアルバムからの民族的な曲やDJ Yogurt繋がりだろうか"Balearic Field"から"Rainbow Curved"に繋ぐ流れでは煌めきが炸裂する至福の展開もあった。祭りを盛り上げるが如く飛ばしまくった後の始発以降は、お約束の朝方クラシックタイムへと突入。"Ground Rhythm(The Backwoods Remix)"でバリアリックに昇天した直後の"I Feel Love"のベースラインが痺れまくるディスコは最高だし、そこからコテコテなボーカルハウスで朝方の疲れきった体を癒してくれたのが心地良かった。またポジティブな白色光に包まれるハイテックな"The Invisible Eclipse"、ゴスペルが緊張を解きほぐす"The Thief That Stole My Sad Days"、ブラジリアン・サウダージを体現する"Aurora"、魂を揺さぶるディープ・ハウスの"I'm Your Brother"、そして"Thinking Of You(Paul Weller Cover)"までとにかく名曲をこれでもかと惜しげも無くプレイし、正にパーティー10周年を祝うべく朝方のフロアを感動的に彩っていた。

10周年の区切りを円満に終えたgroundrhythmではあるが、この先もgroundrhythmと共に井上薫の音楽の旅は未来へと続いていく。そして来年もまたきっと僕はgroundrhythmに足を運ぶ事だろう。

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