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Mr.Fingers - Amnesia (P-Vine Records:PCD-93617)
Mr.Fingers - Amnesia
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ハウスがまだ単に衝動のみの音楽であった時に、そこに豊かな感情の起伏や抽象的な楽曲性を持たせる事に成功したアーティスト、それがシカゴ・ハウスのレジェンドであるLarry Heardだ。もし彼が居なければ現在のシカゴ・ハウスやディープ・ハウスにデトロイト・テクノも、今のそれとは違った音楽性となっていたかもしれない、そう思わせる程のインスピレーションを今も多くのアーティストに与え続けている。本作はそんな彼の初期の名作を集めたMr.Fingers名義の1stアルバムであり、そしてベストアルバムでもある。当時は本人の許可無く勝手に纏められてリリースされたせいか非常にレア化していたのだが、この度正規に復刻された事を本当にありがたく思う。ここには狂気のアシッド・ハウスもあれば、ジャジー・テイストでお洒落なハウスも、内面を掘り下げるディープ・ハウスも、そしてあまりにも純粋な愁いを誘うアンビエント・ハウスまで、ハウスの指標となるべき古典中の古典が礼儀正しく並べられている。Robert OwensをフィーチャーしたFingers Inc.名義では歌を組み合わせたエモーショナルな作風を見せていたが、このMr.Fingers名義では歌を入れない完全なトラック物として制作されている。がなのに尚胸の奥底を締め付ける希望や慈愛、そして愁いと言った感情がより強く感じられるのは、一体何故なのだろうか。Juno 106やJupiter 6などのシンセとTR-707やTR-909などのドラム・マシンなど数少ないをアナログ機材を元に、シンプルな構成でありながら温かみのある豊かな音色が想像力を掻き立てる思慮深いトラックは、それまでのハウスミュージックとは一線を画すアートとしての側面を持ち合わせていたのだろう。寡黙ながらも音で自らの内面を表現する正にアーティストの中のアーティスト・Larry Heard、その初期の活動の最良の瞬間がここに閉じ込められている。





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| HOUSE8 | 09:30 | comments(0) | trackbacks(1) | |
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Ammnesia / Mr. Fingers
昨日のハシエンダと同時代、Second Summer of Love のアンセム "Can You Feel It" を含む、Mr. Fingers こと Larry Heard の 1988 年作品のリイシュー。それにしても、Larry Heard って久しぶりだなあ。このブログを始めたころ、確か Spiral だったかがリリー
| 音盤収集病患者の館 − 裏 MDRH | 2013/05/23 1:20 AM |