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2012/12/4 Steve Reich's Drumming @ 東京オペラシティー
2008年には現代音楽に於ける不朽の名作と言える「Music For 18 Musicians」を日本公演で披露し、多くのリスナーを魅了したSteve Reichが4年ぶりに来日公演を行った。Reichと言えばその理論的で緻密なミニマリズムがクラブミュージックにも少なからず影響を及ぼしており、彼の楽曲がクラブミュージックにサンプリングされたり、または著名なDJがReichの楽曲をリミックスしたりしている。そんな事もあってか私もReichの大ファンであり、2008年に続き今回も公演に行ってきた。曲目は「クラッピング・ミュージック」、「ナゴヤ・マリンバ」、「マレット楽器、声とオルガンのための音楽」、「ドラミング」の4曲。特に「ドラミング」は2008年にはパート1のみの演奏だったものの、今回はパート1〜4までのフル演奏と言う触れ込みだったので期待していたのだった。
先ずは「クラッピング・ミュージック」、Steve Reichと今回の演奏グループを代表するColin Currieの二人による手拍子のみによる音楽。二人共同じリズムで刻んでいるのだが、片方の奏者が反復から突如リズムを1拍先に刻む事で、位相の変化を生み出すのだ。と実は現地で頂いた解説を読んだ上でこれを書いているのだが、実際に聴いた時にはその仕組には全く気付かずに、二人が異なる拍子でリズムを刻んでいると思い込んでいた。単純な仕組みが耳の上ではこんなにも複雑な位相変移を聴かせるとは、何とも不思議なものだった。

「ナゴヤ・マリンバ」、2台のマリンバを2人の奏者が拍をずらしながら演奏するだけ。反復しているようで旋律は常に変化を繰り返すが、ユニゾンによる重ねた音が美しい。しかし変化を常に繰り返す為に森に迷ったように一体どこを演奏しているのか、抜け出せないラビリンスに入ってしまったかのような錯覚を覚えた。

最も音楽的に聴きやすかったのは「マレット楽器、声とオルガンのための音楽」だった。マリンバ、グロッケンシュピール、オルガン、女性の声など複数の楽器が使われていて、色彩豊かなメロディーを奏でながら拍のずれた反復による陶酔感を滲ませ、聴いている最中は睡魔に襲われた。女性の声も歌としてではなく楽器の一部として取り込まれ、他の楽器と合わさる事で重層的に美しい音楽となっていた。

そして最後は55分にも及ぶ「Drumming」。ドラミングと言ってもロックのドラムでは当然なく、ボンゴドラムにマリンバ、グロッケンシュピールが各章でそれ単独で演奏され、第4章ではそれらと共に女性の声も加わり、各楽器が互いに演奏を模倣しながら渾然一体と成った迫力のある演奏を見せつける。各奏者はマルチプレイヤーとなり各楽器間を移動し、時に1つの楽器を4〜5人で演奏する面白い光景も見られた。基本的には拍のずらしと反復を繰り返しながら音の追加・削除を徐々に行う事で変化していく、ある意味では単純な作業ながらも奏者にとっては忍耐力と正確さを必要とする楽曲だったと思われる。非常に躍動感のある壮大な展開が圧巻だった。

とSteve Reichの楽曲と言うのは基本的に理論有りきではあるのだが、しかしそれ以上に機械的な作業にも思える演奏から生まれるミニマル(反復)による快楽、そして複雑なポリリズムは、機械的な演奏からは全く想像だに出来ない音色の豊かさや躍動感を生み出しているのだから面白い。反復の中から生じる微細な変化、リズムはずれてそして元に戻り、それを繰り返す事で陶酔感は螺旋階段を上り詰めるように頂点へと達する。現代音楽と言うとどうしても小難しくスノッブな印象もあるのだが、Steve Reichの楽曲は全くそれに属さないポピュラー性もあるのだ。

■Steve Reich - Works 1965-1995(過去レビュー)
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コメント
俺も行きました、行きました!ちょっとミスもあったけど観客も含め緊張感のある素晴らしいコンサートだったと思います。テクノ好きそうな若者が多かったのも印象的でした。
| ゾウィ | 2012/12/06 9:55 PM |
>ゾウィさん
確かにクラシックとか現代音楽が好きって言うよりは、テクノ好きな方も来ている雰囲気でしたね。ミニマルとか掘り下げるとどうしてもライヒには辿り着きますし。緊張感がありつつも心地良い2時間を体験出来て素晴らしかったです
| マチュ | 2012/12/08 10:09 AM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2013/02/24 1:33 PM |
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