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2012/12/8 KOMPAKT. JAPAN 03 Michael Mayer "Mantasy" World Tour @ Unit
ドイツテクノの象徴とも言えるKompaktが日本に於けるレーベルショーケースとして開催しているKompakt Japan。半年ぶりとなる第3回目の開催は、先日アルバムをリリースしたばかりのレーベルオーナーであるMichael Mayerをゲストに、そして日本からはKompaktを代表するアーティストの一人であるKaito aka Hiroshi Watanabeと正確無比で職人芸的なDJを実践するDJ Wadaと強力な面子が集結した。
この日は久しぶりにDJ Wadaのプレイを堪能したかったものの、私用により現地へと着くのが遅くなってしまいDJ Wadaのプレイは1時間も聴けなかった。しかしそれでも尚DJ Wadaのプレイの素晴らしさは十分に体験出来て、それ単体では無機質なミニマルのトラックを精密機械の如くスムースなミックスをしながら、いつのまにか反復と間から生じる快楽へと引きずり込んでいく。一聴して地味に聞こえるトラック群がこうも滑らかに、そして自然な流れで紡がれる事により永続したグルーヴを生み出すのだが、やはり積み重なった経験の賜物だろうかDJ Wadaのプレイは勢いだけではない何かが存在する。そして終盤は少々メロディーを打ち出したテクノも使いながら、パーティー序盤からまだ温まっていない体を解きほぐしてくれる上手いDJで盛り上げてくれたと思う。

目玉は都内では半年ぶりとなるKaitoのライブだった。Kaitoのライブはなかなか聴けるものではないし、私自身がKaitoのライブを聴くのは一年前のKaito Ambient Live以来だったが、その上今回は新曲を披露する予定だったのだから期待も高まるわけだ。PCプログラミングとキーボードの演奏によるライブが開始すると、期待を高まらせるようにノンビートな上モノ重視の壮大な音が流れ出す。いきなり新曲だがこのスケールの大きさや期待感に満ちた音は、間違いなくKaito以外のモノではない。次は今回唯一の既発曲となる"Nothing Could be More Peaceful"を披露したが、広大な青空のランドスケープが浮かび上がる点ではCDバージョンと同じだが、ライブではそれ以上に力強く躍動しポジティブな意志がより感じられるアレンジとなっていた。その後は全て新曲、未だにCDでは耳にした事がない曲で一度聴いただけで評価するのも難しいのだが、抽象的に色彩がぼかされるようにメロディーもアブストラクトな曲や、逆にKaito節とも言える絶対的な至福の体験を生み出す感情爆発のメロディーが炸裂する曲もあり、そしてライブと言う事もあったのか特に音全体の強固さと密度の高さが感じられた。決して音を詰め込み過ぎなのではなく、感情を揺さぶる音が分厚い壁となって迫ってくるような迫力があったのだ。ラストは意外にもメランコリーなダウンテンポの新曲だったのが、こちらはTREAD名義にも近い印象を受けた。新曲中心のライブはまだ耳が慣れていないせいか様子を見つつ体験するような聴き方になってしまったが、しかし壮大な感情の波に揺られながら体もゆるゆると脱力しながら心地良く聴く事が出来た。

最後に登場したのがMichael Mayerだ。クラブはまだ丑三つ時、ここからジャーマンテクノの長い旅が待っていたのだが、まさか4時間超えのロングセットを披露するとは思っていなかったのでオールナイトパーティーには夢があるのだ。一番にプレイしたのは自身の新作から"Lamusetwa"だったと思うが、芯の図太さとポップな音を兼ね備えたところはやはりKompaktらしいと感じた。そこからは大仰なミックスをする事もなく淡々と"良い曲"を長くプレイし丁寧に繋いで、選曲重視でトラックをしっかり聞かせながら踊らせるタイプのDJと言う印象を受けた。テクノ、テックハウス、アシッド・ハウス、ハンマービート、シャッフル調テクノ、ディスコティック・テクノなどなどKompaktらしく幅広い選曲をゆったりと大らかな空気で満たしながら、しかしズンズンと床に響く重く安定感のあるグルーヴで陶酔感を継続させていた。選曲は幅広いのだがそこにジャーマンテクノのクールな統一感があって、例えば歌物もかなり使用していたにもかかわらずフロアには汗臭さや熱気を生み出す事なく、むしろ機械的で淡々としたシニカルなポップさがあるのが面白い。朝方になるとディスコティックな曲調も増えてきてフロアの雰囲気も明るくなってきたが、ディスコティックでもモダンに洗練されていて古臭さが全くないテクノ色強めな音が、やっぱりクールでドイツ風なのだ。朝方にはDommuneでもプレイしていた"It's Only (DJ Koze Remix)"もプレイし、アンニュイなムードが非常に心地良し。結局終わったのは6時半過ぎだったけれども、踊り足りない人が最後まで多く残っていて素晴らしいパーティーの空気を作り上げていたと思う。来年もまたKompakt Japanを期待して待つ事にしよう。

■Michael Mayer - Mantasy(過去レビュー)
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■Kaito - Trust(過去レビュー)
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