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Barker & Baumecker - Transsektoral (Ostgut Ton:OSTGUTCD22)
Barker & Baumecker - Transsektoral
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2012年も世界的な高評価を得て走り続けたドイツのクラブ・Berghain/Panorama Barは、その周辺で活動するアーティストの音楽制作面も後押しすべくOstgut Tonと言うレーベルも主宰している。昨年はオリジナルアルバムは一枚のみのリリースとなったが、Ostgut Tonに見出されたAndy BaumeckerとSam Barkerからなる新星のアルバムはレーベルの期待を背負ったアルバムと言えよう。Ostgut Tonの作品はどうしてもクラブで機能する事を前提にした作品が多いのは周知の事実だが、本作ではそんなレーベルの中でも取り分けバラエティーに富んでおり、決してダンスだけに特化したアルバムとはなっていない事に可能性を見い出せた。アルバムの冒頭を飾る"Sektor"と締め括りとなる"Spur"は、どちらもノンビートのIDM的な繊細でピュアな美しさを持った曲だ。Ostgut Tonと言えば凍てついた温度感や荒涼とした風景が広がるテクノと言う印象とあるが、そんなレーベルカラーからは想像も出来ないある種シネマティックさもあり、アルバムにストーリー性を植え付けるには適切な曲と言えよう。2曲の"Trafo"ではダブ・ステップとAIテクノが邂逅した未来的な兆しさえ感じさせ、容赦なく圧力の高い鞭撻が振るわれる。続く"Schlang Bang"はマイナー調のメロディーがディープさを感じさせつつも、ビートは跳ねていて牙を向いている。ダビーな低音の残響音がもはやイインダストリアルさえ感じさせる"Crows"は、Ostgutらしい荒廃した世界が広がる闇のテクノだ。かと思えば幽玄なシンセサウンドを使用したすっきり身が引き締まった"Trans_it"は、剃刀の切れ味を思わせるグルーヴのキレがあり闇の中を疾走するハイテックな感覚に溢れている。初のアルバムとは思えない程の充実した曲群、単調に陥らない豊富な曲調は驚きに値するが、ひんやりとしたローファイ感を打ち出しているOstgut Tonの中では意外にも綺麗目な音が使用されているのも特筆すべき事だろう。Berghainのテクノはまだ底が計り知れない。

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