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Tomoki Kanda - Interstellar Interlude (Crue-L Records:KYTHMAK151DA)
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Crue-L Recordsから期待の新人が鮮烈にデビュー・アルバムをリリース、かと思いきや実は12年ぶりにCrue-Lへと帰還した神田朋樹の2ndアルバムである。前のアルバムが12年前の事なので活動については不明な点も多いが、近年はレーベルオーナーである瀧見憲司とのユニットであるBeing Boringsで陽の目を浴びていた事は記憶に新しい。が調べたところによると長い空白の間には他アーティストのプロデュース、曲の提供、ミックスエンジニア、そしてプレイヤーとして音楽業界にずっと関わっていたそうだ。本作ではそんな活動から得た経験が活かされており、楽器の演奏からプロデュースにミックスダウンまで神田自身が全てを手掛けた内容となっている。その為か非常に私的で内向的とも言える湿っぽい情感が通底しているが、重苦しさとは距離を置いたある種の遊び心も溢れていてリラックスしたムードに包まれている。エレクトロニクスを基調にしながらギターやキーボードの演奏も加えた構成で、ソウルやフォークにAORやソフトロックが根底にある打ち込み系なのだが、手作り感を重視しているようで全体的な温度感は人肌程度に温もりがあり適度なざっくり感が生まれている。目玉は"Everybody Wants To Rule The World"のカバーだろうが、これはクラブの朝方にも聴きたくなるアフターアワーズ系フォークで、無駄を削ぎ落として繊細なアコギの音が染み入るようになった叙情的なアレンジだ。他の曲も大半はインストメンタルなおかげで神田によるトラックそのものに自然と耳が傾き、魂を現実のものとして描き出すようなシネマティックな世界にすっと入り込めるだろう。所謂クラブで聴くダンス・ミュージックではないが、しかしCrue-L Recordsらしく夢の世界へのトリップを約束してくれる。

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| ETC3 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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