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Mr Raoul K - Mande (Still Music:STILLMDCD007)
Mr Raoul K - Mande
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シカゴからアナログな音楽への愛を示すStill Musicの新作は、西アフリカはコートジボワール出身で現在はドイツで活躍するMr Raoul Kによる2ndアルバムだ。デビュー・アルバムはMule Musiqからのリリースだったものの、どういう訳か本作はシカゴのStill Musicからとなったのは意外だが、レーベルの世界各地の素朴でソウルフルなダンスミュージックを送り出す方針からすれば意外ではないのだろう。前作で見せたドイツのディープ・ハウスと自身のルーツである西アフリカの融合は本作でも変わらず、プログラミングから生み出すダンスビートとギターやパーカッションにサックスなどの有機的な絡みはそれが自然な状態として存在している。しかし本作では前作以上によりライブ感が顕著だが、それもそのはず彼が故郷に戻り昔のバンドと共にセッションを行った結果が本作へと繋がっているそうで、曲によっては原始的で剥き出しのままの陽気なトライバル感が炸裂している曲もある。勿論基本は電子的なシーケンスが生み出す深い陶酔感があるのだが、そこにサックスやギターの呪術的なサウンドが被せられる事で空気は一変し、太古の狂信的な祭事を思わせるマッドさも発せられるのだ。また興味深いのは同じ曲でも異なるバージョンを収録しており、"Rainforest"のCoratouchmixは乾いたギターがメロウながらも躍動するパーカッションが土着的なグルーヴを生み出すハウスなのに対し、Chicagomixは微睡みを誘発するパッドやフルートらしき可愛げのあるメロディーがアンビエンスを生み出す穏やかなハウスで、対照的な表情を見せる面白さもある。プログラミングを基にしながらもオーガニックで柔軟な音色や展開豊かな構成などはKuniyuki Takahashiにも通じるものがあり、DJと言うよりはアーティスト性の強い音楽と言えよう。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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