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Redshape - Square (Running Back:RBCD05)
Redshape - Square
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ドイツにてGerd Jansonが運営しているディスコやブギーに傾倒したハウスを送り出しているRunning Backから、なんと意外としか言いようのないRedshapeのアルバムが昨年リリースされた。Redshapeと言えばDelsinやMusic Manなどのレーベルからのリリース歴がある事からも分かる通り、デトロイト・テクノの未来的なヴィジョンを描きながらより自由なスタイルを持ったテクノソウルを表現していて、本作も当然の如くRunning Backのレーベル性からはみ出したRedshape独自の音楽性を爆発させている。真紅の仮面を被り正体を隠しながらライブを行うRedshapeは、音楽も正にミステリアスなのか不気味なのか得体の知れないおどろおどろしさがあるが、そのムードを活かした重厚な世界観は単なるダンス・ミュージックとは一線を画す音楽性がある。例えば本作は4つ打ちのダンスだけに傾倒したアルバムではなく、"Atlantic"のように奇妙な金切り声のようなシンセがヒプノティックなブレイク・ビーツや、荘厳なシンセのオーロラに包まれ無重力空間へと放り出されるアンビエントな"Departing"に、黒い空気とブリーピーな絡みが独特なヒップホップ"Until We Burn"など非常に多彩な面を持ちながら、強い重力を生み出すシリアスな世界の統一感がある。その一方でシカゴ・ハウスを思わせるチージーなキックやハンドクラップを多用した狂気溢れるハウスの"It's In Rain"、初期のCarl Craigを思い起こさせる青臭さも残る未来的なテクノの"The Playground"などRedshapeのルーツに迫るトラックもあり、アルバムとして聴かせる構成力とDJツールとしての利便性を兼ねた音楽性豊かなアーティストである事が分かる。何だかスタイルがあるようでないような正にミステリアスな音楽性で、それが非常にアクの強い存在感を放つのだ。

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