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Basic Soul Unit - Motional Response (Still Music:STILLMCD008)
Basic Soul Unit - Motional Response
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デビューから10年以上が経過し既にベテランの域に入っているStuart LiことBasic Soul Unitだが、過去のリリースを今一度眺めてみるとVersatileにMule ElectronicやPhilpot、MathematicsにOstgut Tonなどその他多くの多種多様なレーベルから作品をリリースしている事に気付かされた。安住の地を求める事なくリリース毎にテクノやミニマル、ディープ・ハウスにジャジーなものまで取り組み、その結果として著名なレーベルから引っ張りダコであった事が伺える。そんなBSUが遂にデビューアルバムの地として選んだのがシカゴから実にソウルフルな作品を手掛けるStill Musicなのだが、結果的にアナログをこよなく愛するレーベルとの相性は抜群であるようだ。本作ではテクノもハウスもブロークン・ビーツも同軸として並んでおり、単なる4つ打ちだけのDJツール特化型のアルバムではなく、音色や構造が豊かな音楽が敷き詰められたアルバムだ。そこに幅があるのは今までの経歴からすれば当然だが、音としてはシカゴの武骨で荒削りな面での統一感があり、そしてメロディーや雰囲気に於いては穏やかで包容力のある面が感じられる。余分な贅肉はこそげ落として全体としては音の間を生かしたすっきりした印象だが、しかし特にリズムの芯の強さはやはりシカゴのレーベルらしさが際立っている。また表立って露骨にソウルフルな - つまりはどぎつい汗だくな - 作品ではなく一貫してクールな温度感を保っているが、ハウス初期の胎動にも似た生まれたままのプリミティブな粗さ(荒さ)からは燻る情熱が滲み出ており、控え目ながらもハウスのソウルネスを表現している。派手な作風ではないのだがシカゴ・ハウスに影響を受けながら、それを知性的にモダンな音楽へと昇華させたようだ。ベテランらしく実に完成度の高いデビュー・アルバムと言えよう。

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| HOUSE8 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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