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2013/3/22 UNIT & HITOMI Productions present VAKULA JAPAN TOUR 2013 @ Unit
デトロイトハウスやビートダウンの系譜にあり更にその先へと進むウクライナのMikhaylo VitykことVakulaは、2008年頃から大量の作品を残して注目を集めている。特に生っぽいロウな質感と4つ打ちからジャジーなものまでねっとりしたグルーヴから生まれる情熱的な音には定評があり、トラックメーカーとして高い評価を得ている。今回はそのVakulaの来日と共に、瀧見憲司と神田朋樹によるBeing Boringsの初ライブ、そしてGonnoのDJと楽しみな面子が集まったパーティーがあったので、遊びに行ってきた。
トップバッターはGonno、この後の面子を考慮するとどういったプレイをするのか興味はあったが、序盤は音響系ハウスとでも呼ぶべきか不思議な鳴りのするハウスをプレイして、いきなり踊らせる事はせずに異空間を広げていく。徐々に中域、低域の音を増しながら骨太になりハウスとテクノが融解し、テンションを上げながら体を揺さぶるグルーヴへと行こうして行く。縦ノリ横ノリどちらでも通用する引っ掛かりと跳ねるリズム感が素晴らしく、温度感を感じさせないクールなプレイながら緩急を上手くつけながらフロアを支配していた。途中では空間を抉り取るような強烈なアシッド・テクノもプレイされて、最後には自身の"Acdise #2"をかけてフロアを盛り上げまくってBeing Boringsへとバトンタッチ。一夜の始まりを温めるトップバッターと言う役目を果たしつつ、それでいてGonnoらしい肉薄したプレイが体感出来て、パーティー序盤からして良い空気を作り上げていた。

そしてGonnoのプレイを引き継いで瀧見憲司がDJブースへと入る。あれ、Being Boringsのライブではないのかなと疑問に思いつつ、荘厳で神々しいまでのディスコダブなりバレアリックなりな言葉が浮かぶトラックをプレイをする。暫くDJをする内にそこにギターを携えた神田朋樹とパーカッショニストが加わり、Being Boringsのバンドセットが遂に開始された。先ずは彼らのヒット曲である"Love House Of Love"、ライブの基本となる音は瀧見によるDJで音を出しつつEQで調整を加え、そこに神田によるギターが華麗にも思われるノイズの層を被せ、軽快なパーカッションが抜けの良い空間の味付けをする。Being Borings特有のコラージュな音の重ね合わせはエレガントな様式美を描き出し、複雑な音の中からはっとする瞬間を生み出していた。ライブの中心にはDJが居るが、クラブパーティーと言う事を考えればそのグルーヴを継続出来るスタイルは自然と成り立っており、特に違和感を感じる事はなかった。その後もどろどろとしたサイケデリックな紫煙が渦巻く"Some Are Here And Some Are Missing"、ロック的なノリもある楽天的なディスコダブの"LolloL"などがプレイされたが、そのどれもがこれでもかと高密度に様々な音を詰め込む事で意識を吹き飛ばす覚醒感があり、圧倒的なサイケデリアはこれぞ瀧見憲司のCrue-lと呼ぶべき音だった。最後にはアルバムの最後を飾る"The Cult Of Elegance"がプレイされたが、フロアの天井が崩れ落ち眩い光が差し込むような多幸感はもはや涅槃の境地。ピアノ、ストリングス、女性コーラスが霊的な信仰の如く鳴り響き、全てが終わりへと向かう最後の祝祭を奏でていた。DJ+演奏と言うスタイルながらもスムースに流れる展開で、サイケデリックかつバレアリックかつ絶頂が継続する見事なライブであった。

最後はこちらも期待していたVakulaのプレイだったが、客の入りが悪かったのも影響はあったのかもしれないが残念ながら期待していたプレイを聴く事は出来なかった。彼が作品をリリースしていたFirecrackerや3rd Strikeと言ったビートダウンかつエモーショナルな音を聴きたかったのだが、確かにロウでざらついた質感の音とゆったりとしたビートもあったのだが、どうもにこうにもテンションが低い上に平坦過ぎる。退屈だったので休んでいたら今度はバッキバキなテクノがかかったり、アシッド・ハウスもかかったり、正直Vakulaの経歴を考えてもそこに結び付く要素が見つからなかった。5時以降は再度テンションを落としてビートダウンやディープ・ハウスもプレイはしていたが、一旦盛り下がった気持ちが戻る事はなくVakulaのプレイ中は殆ど踊らずに終了。最後の方で儚くも微熱を帯びた陶酔が継続する"Theme From Guidance"と言う名作をプレイしていたが、この手のディープ・ハウスやエモーショナルなハウスをもっと聴きたかったと思う。トラックメーカーとしては抜きん出た才能を感じるものの、やはりトラックメーカーとDJの才能は別なのだなと痛感した。再確認の為にあと一回はVakulaのプレイを聴く事もあるかもしれないが、もう少し客で埋まったフロアで聴きたいものだ。

■Being Borings - Esprit(過去レビュー)
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■Vedomir (aka Vakula)(過去レビュー)
Vedomir
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