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2013/4/19 Forestlimit 3rd Anniversary Party Smoke & Mirros @ Forestlimit
幡ヶ谷でひっそりとではあるがパーティーを開催しているForestlimitも、いつの間にか3周年を迎えたそうだ。その記念に5日間に渡ってアニバーサリーパーティーを予定しているのだが、その初日はCMTと二見裕志とDNTと珍しい組み合わせで、そもそもForestlimitと言う箱に興味はありながらも未だ未開の地であったので、この機会に遊びに行ってみた。
Forestlimitは幡ヶ谷駅から徒歩1分と非常に立地条件が良く、交通の便が良いのは非常にありがたい。駅を出て細い路地を進むと直ぐにForestlimitの看板が見えるので、地下へと潜るとそこが入り口だ。中へ入ると記念と言う事でTシャツを頂いたが、入場料2000円でTシャツ付きなんて随分と気前が良い。中はバーカウンターとフロアが一体型の、つまりはOATHやGrassrootsと同じタイプの箱だが、コンクリ打ちっぱなしの簡素な内装に奇妙なオブジェクトが飾られ部材なども隠される事なくそこら辺に置きっぱなし、なんだかちょっと大きな友達の部屋に訪れたような錯覚を覚えた。都会的なクラブと言うよりはその無造作なインテリアに、気を張らなくてよい親近感がある。

丁度入って直ぐにDNTから二見裕志へとDJが交代したが、二見のプレイは先ずお洒落と言う印象が真っ先にやってくる。お洒落と言う言葉からはスノッブな意味合いも連想される場合もあるが、しかし当然二見の音楽性にそんな事は全くなく、実に洗練されたピュアな感覚を持ちながら都会の夜の喧騒とは似て非なる大人のアーバンテイストを醸し出していた。ジャンル的に言えばビートダウン〜ハウス〜ミニマル〜テクノまでをゆっくりと丁寧に編み込むように紡いでいたが、仄かな陶酔を含むエモーショナルな空気が終始放たれて、上げ過ぎずに焦らしながら愁いの感情に嵌めていくディープなプレイがとても心地良かった。後半はピークタイムに合わせて上げ目のテクノもプレイしていたが、過激と表現されるものではなく自然な流れを伴う実にグルーヴ感のあるものだった。久しぶりに彼のプレイを聴いたが、お洒落を嫌味なく自然と体現しているDJではないだろうか。

そこから引き継いだCMTは、自分の中ではハードで殺伐とした暗黒テクノをプレイする人と言うイメージが付き纏っていたので、この日のハウスセットには少々驚くべきものがあった。ピアノやホーンの入った熱気と汗がこもったソウルフルなハウス、浮遊感と深みのあるディープ・ハウスなど、胸の奥にしまってあった感情を吐露するかのような情熱的なセット。前にプレイした二見よりも直接的に感情をぶつけてくる力強さがあり、肉体的に響く音だ。Motor City Drum Ensembleのようなビートダウンから"Good Life"のジャズバージョンまで意外にも思える曲もプレイし、普段の過激でハードコアなプレイから一転し豊かな感情で包み込む熱いプレイにもやられた。

その後DNTへとバトンタッチ、どうやらこの日は各人が2回転するタイムテーブルのようだ。DNTへと変わると今度はドンシャリ型で角ばった硬いキックが打ち付けるテクノセットへと突入し、今までのゆったりとしていた空気も一変しストイックさが増していく。ここら辺で深酔いし過ぎて少々寝てしまったが、目が覚めてからは二見も疾走感のあるテクノをプレイし、最後のCMTによるバレアリックやディスコも含めた甘く開放感のある朝方セットでパーティーは緩やかに着地。アニバーサリーパーティーだと普通は熱狂的に踊り狂う事が多いのだろうが、この日は終始リラックスした自由な時間が流れていて、酒をだらだらと飲みつつ音に浸れる緩さに甘えて楽しむ事が出来た。和やかなパーティーもたまには良いものである。
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