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Dave Clarke - Wisdom To The Wise (Red 2) (Boysnoize Records:BNR102)
Dave Clarke - Wisdom To The Wise (Red 2)
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トランスやテクノにしてもメロディアスな作風が多かった時代に、1994年のシーンに衝撃的な鉄槌を振り下ろしたのがDave Clarkeによる"Wisdom To The Wise"こと通称"Red 2"と言われている。メロディーではなくイコライジングの操作によって展開を付けるシンプルな構成は、完全にDJが使用する為のツール性に特化された内容で、恐らくこの前後からテクノ全体がミニマルな方向へと傾いていったようだ。そしておよそ20年の時を経てそんな名作がリミックスされて蘇ったのだが、そこに参加したのがエレクトロのBoys Noize、Berghainを代表するMarcel Dettmann、同じくBerghainにおいても評価の高いA.Mochiと時流を意識したアーティストだ。オリジナルがシカゴ・サウンドを意識したラフな作風だったものの、"Boys Noize Wild Pitch Remix"はメロディーも随分と明確に浮かび上がり、音全体に厚みが出ており随分と派手な印象を受けた。フィルターによるキレよりも重厚なサウンドを意識しており、大箱でプレイするDJには受けそうだ。そして"Marcel Dettmann Remix"は完全にアンダーグラウンド仕様で、展開の少ない鈍重なリズムトラックをベースに無機質な上モノが再現なく反復する暗黒ミニマルなスタイルになっている。原曲の粗野な雰囲気は損なわずにDettmannらしい闇を付加したリミックスは、ぐうの音も出ないお仕事だ。最後は"A.Mochi Re-Edit"なのだが、エディットと表記している通りにリミックスではなくエディット作品だ。当然オリジナルに最も忠実な作風のフィルター系ではあるが、今聴くとペナっと感じる原曲よりも音の重厚感は相当にかさ増しされ、極悪かつ凶悪な空気が迸る現在形のテクノへと生まれ変わっている。個人的にはこれが一番カッコいいなと思うし、実際最近のパーティーでもプレイされる事がしばしばある。ちなみに配信音源にはSteve Rachmadのリミックスも2種類収録されている。

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