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Kirk Degiorgio Presents Sambatek - The Remixes (Far Out Recordings:JD 26)
Kirk Degiorgio Presents Sambatek - The Remixes
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テクノからインテリジェンス、フュージョンからAORまで器用にこなすUKテクノの重鎮中の重鎮、Kirk Degiorgioのニュープロジェクト・SambaTekの作品が遂にリリースされた。プロジェクト名から推測するにパーカッシヴなサンバのリズムと最新のテクノの融合でも目指しているのだろうと推測されるが、本作はアルバムからの先行シングルながらも全てがリミックスの為、そのプロジェクトの全容を知る事は出来ない。が、リミキサーにはデトロイトからのベテランDJであるRick Wilhiteにヨーロッパからは新鋭のNX1、Spatialらが招かれており、Kirkが現在目を付けているテクノと言う視点から楽しめる作品にはなっている。Wilhiteは"Babilonia"のリミックスを2バージョン提供していて、雑然としたラフな質感は普段とそれ程変わらないが、いつものハウスではなく重厚感のあるどっしりしたテクノを披露しているのが興味深い。無駄な音を省いたミニマルなスタイルながらも上辺で鳴るヒプノティックなシンセリフは中毒的で、ドイツやUKの最近の音にも適合しそうな印象だ。裏面にはNX1、Spatialと自分が未だ知らぬアーティストのリミックスが収録されていたのだが、こちらも予想していたより素晴らしいリミックスとなっていた。"Borel (NX1 Remix)"は完全な4つ打ちではなく崩れたビートが激しく刻まれるインダストリアルなテクノで、その上を色気のないマシーナリーなシンセが淡々と鳴っている。人間味を排した無感情な世界観が激しいグルーヴ感に上手く適合しており、Kirkの世界観とは全く異なる魅力を生み出しているのだろう。"Morro De Formiga (Spatial Remix)"は最もサンバのパーカッションが体感出来るリミックスとなっているが、それを現代のシーンを象徴するダブ・ステップに適合させているのが面白い。上モノなんかは洗練された上品なテッキーな音が鳴っておりUKテクノらしいインテリジェンスな感覚もあるが、その下ではつんのめるような前のめりのキックが先行し、サンバとダブ・ステップがしっかりとフロアで機能する融合を果たしている。基本的には全てのリミックスがテクノ仕様となっており、今っぽいテクノを十分体験出来るのではと感じられた。

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