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2013/7/6 Freedom Sunset feat.Kaoru Inoue @ Jicoo
Freedom Sunset @ Jicoo1

夏の名物パーティー・Freedom Sunset(現在はSunset Lounge)。湘南は江ノ島の展望台で開催されているこの野外パーティーは、国内のアーティストだけの開催にもかかわらず素晴らしい音楽と共に感動的な風景に囲まれた環境もあって、老若男女問わずに人気を博している。そして更なる飛躍を求めてFreedom SunsetはJicooと言う船上パーティーへと辿り着いた。Jicooはご存知である方も多いだろうが松本零士がデザインを手掛けた未来的な船で、そんな中でのパーティーとなれば普段とは違う体験を出来る事は間違いない。
Freedom Sunset @ Jicoo2

オープン直後から遊びに行ってみると、オープニングは主宰者であるshiba@FreedomSunsetがDJをしていた。まだ船も出港する前でありいきなり上げる事もなく、ビーチやリゾート地に合うような開放的なバレアリック感のある緩やかなダウンテンポをプレイしている。夏の夕暮れにぴったりで切ないモードで仄かにセクシー、海の上、船の中と言うと言う非日常的な環境をより盛り上げていくようだ。船が出発してから徐々に風景も暗くなってくると、対称的な船内は蛍が発行するように彩りを増しパーティー感が増してくる。それと共に爽やかな風が吹き抜けるブラジリアンサンバやハウスの4つ打ちへと徐々に変化し、いつの間にか床のライトが光るフロアで踊りだす者も増えてきた。

Freedom Sunset @ Jicoo3

お次はharaguchicがDJブースに入ると、しょっぱな"Sfunky (A Dimitri From Tokyo Edit)"でファンキーにがつんとかます。そして港に停まり新たな客が乗船しパーティーも賑わいを増していく中で、規則正しいキックが反復する4つ打ちのハウスビートはフロアを支配し、サマーブリーズを全身に浴びるような爽快感と湿っぽいソウルフルな感情が入り交じる選曲で夏モードは全開。一緒に口ずさみたくなる夏のビーチを喚起させる"Let Love Fly (Joe Claussell Remixes)"、夜のアーバンテイストの芳香を発する"Soldiers. (Ben Watt Remix)"など激しいグルーヴで攻めるのではなく曲の背景が浮かぶような雰囲気を大事にしたプレイで、船上パーティーと言う非日常空間を丁寧に彩っていた。

Freedom Sunset @ Jicoo4

パーティーには友人も遊びに来ていたので、酒を夜景を堪能しながら久しぶりに会話を楽しんでいたところで、いつの間にかDJはIori Wakasaへと交代していた。DJ毎に音に個性や空気がある事を肌で感じさせれるように、Ioriはそれまでとは一転してテクノセットを披露。Jicooと言うラグジュアリーな要素もある船内でも切れ味鋭いテクノな音には、クラブで体験出来るアンダーグラウンドな性質もあり、となれば船上であろうと普段のクラブと変わらず大勢の客が踊りに耽っていたのは喜ばしい。硬くパーカッシヴな攻めのスタイルでフロアを引き締めつつ、テクノの中にも生っぽい音で夏の湿度感を高めたエモーショナル音もあり、フロアは良い盛り上がりを見せていた。

そしてトリを務めたのがFreedom Sunsetでもお馴染みの井上薫。船上の上であろうと井上薫は井上薫、いつものパーティーで発するハイテックなモード、そして新旧出し惜しみする事なくジャンルも超えた選曲には熱狂せずにはいられない。テクノの音もハウスのグルーヴも境目無く融け合い、野性的な息遣いが聴こえてくる音。底から怒涛のパワーを発しながら絶頂へと達する"Heavenly Overtone(Vakula Remix)"のオプティミスティックな空気がフロアに充満し、アフロパーカッシヴな爽快さと余りにも感動的な展開が待ち侘びる"Elements Of Life"では笑顔に包まれ、後半では変異体コズミック系のディスコらしい奇妙な音でトリップさせられた。そして終盤はクラシックタイムに入り"Relight My Fire"の汗臭いディスコには換気し、ポップスやR&Bも混ぜながら夏の夜のしんみり感に浸りながらパーティーは終了。Jicooでのパーティーと聞くとラグジュアリーさやアーバンさを売りにしているように思われるかもしれないが、しかしJicooと言う未来的なこの空間にアンダーグラウンドもオーバグラウンドも関係無く素晴らしい音楽を鳴らし、音楽やパーティーに新たな価値を付加させるのがFreedom Sunsetなのだ。
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