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Black Jazz Consortium - Codes And Metaphors (Soul People Music:SPMCD 004)
Black Jazz Consortium - Codes And Metaphors
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失礼ながら現在のUSハウスは栄枯盛衰と言われても否定するのが難しい状況にあるだろう。昔のハウスと言えばNYやシカゴこそが王道とも言えるサウンドを生み出し、それがヨーロッパにも飛び火していたのだが、現在のハウス〜ディープ・ハウスと言えばテクノでも覇権を握るドイツから名作が生まれている。そのようなUSハウスの復権は厳しい状況ではあるが、そんな中でもUSからのFred P.ことBlack Jazz Consortiumは確実に新しい息吹をもらたす萌芽となっている。過去にリリースされたアルバムはCDRで極少量の流通であった為にカルト化し(※現在は復刻されている)、その影響も相まってDJ/アーティストからは疑いようのない高い評価を獲得しているが、そのハウスはUS産ではありながら古典的なUSハウスをモダンに上塗りしたように洗練されている。本作はアナログでリリースされた"Codes And Metaphors"の3シリーズをCDに纏めた作品で、音としては前作までにも見られたデトロイト・テクノやディープ・ハウス、シカゴ・ハウスにジャジー・ヴァイブス、そして優雅で甘いアンビエンスな感覚まで取り入れた折衷主義を貪欲を貫いている。例えば"Science and Art"の透明感のあるアンビエント・ハウス、例えばファンキーなリズムを刻みながらエモーショナルな装いのあるデトロイト・テクノ的な"Tokyo Electric"、例えば黒く訝しいスモーキーなハウスと情熱的な女性ボーカルを組み合わせた"Free Your Mind"、曲毎に固有の様相を呈しているがそこには一貫したアーバンに磨き上げられた洗練と気高いスピリチュアルな感覚が通底しているのだ。いわゆる一般的なディープ・ハウス程の深みはないが、逆に全体的な線の細さを活かしたアンビエンスの軽やかな浮遊感は心地良く、何よりも抒情的な旋律がどの曲においても発揮されドラマティックに鳴っている。今はまだ本作からUSらしさを強く感じる事はないかもしれないが、これが今USからヨーロッパへと攻勢をかけている現在形のハウスなのだ。

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