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2013/7/13 FREEDOMMUNE 0<ZERO>ONE THOUSAND 2013 @ 幕張メッセ
昨年に引き続き今年も宇川直宏氏によるFreedommuneが開催される事になった。”東日本大震災復興支援イベント”と言う姿勢は変わらないものの、昨年の一人平均160円しか募金がされなかった事を考慮して、今年は入場の際に一人最低1000円の募金が義務付けられている。出演するアーティストは音楽イベントに出演はしないであろう少々変わった面白味のある人もいて、募金額が0円だろうと1000円だろうと、もしくはそれ以上であっても行ってみたいと思わせられる魅力がある。
この日の一つ目の目玉はBOREDOMS presents 7×13 BOA DRUM。91台のドラムセットによるライブと言う触れ込みだったのだが、これが何とフェス開始から直ぐの7時13分からと言う事で早めに入場。丁度ライブが始まった頃にフロアに着くも、演奏者の周りは人だかりが出来ていて何をやっているのか全く確認が出来ない。遠目に山塚アイが手を振り上げたり下げたりしており、それに合わせてドラムがマシンガンのような連打を繰り返し、それが一つの大波となってフロアに寄せては返していた。圧倒的な物量攻勢による大音量の投下、ドラムとしての鳴り方ではなくて一つの塊となって音が体に直撃するような衝撃。そしてそこに原始的な山塚アイによる雄叫びや咆哮、ノイジーなシンセ音を被せながら、それこそ非常にBOREDOMSらしい混沌とした音を鳴らしていた。がやはりどうしても91台のドラムを使用したと言う観点でのネタ的な楽しみ方しか感じられず、2度聴く事は無いだろうなと言う大雑把な音楽でそれ程のめり込めなかったので、30分程聴いて退避。あとは折角ワンフロアをこのライブだけに用意していたのだから、やはり真夜中のピークタイムにやって欲しかったと思う。

普通に踊って楽しみたかったのでFLOOR DOPENESSへと移動してGONNOのプレイを聴く事に。しかし去年以上にこのフロアは狭く、人が入るとサウナのような状態となってそこに居るだけでも苦しい状態。勿論その蒸し暑さも興奮を刺激する事となり、踊るにはもってこいの場所だ。GONNOはアッパーなテクノを回す事はせずに雰囲気としてはJames Holden系のぶち壊れて神経に中毒的に作用するサイケデリックなテクノを中心にプレイしていて、非4つ打ちも混ぜながらじわじわとフロアを侵食する内容だった。時々GONNOのプレイは聴いているのだが普段からもそんな音響系のテクノを聞かせる事があり、ダンスとリスニングの中庸にいながらしっかりと体を揺らせるセットに嵌め込む巧さを持っている。1時間程のプレイだが恐らくこのフェスで一番踊ったのが、GONNOの時間帯だった。

そして次はこの日の目玉の2つ目、瀬戸内寂静。御年91歳で小説家であり尼さんであるお方が、何故かこの若者が集まるFreedommuneに出演すると言う快挙。自分も普段はこの方に全く馴染みも無いし興味本位で法話を聴きに行ってみたのだが、フロアが沢山の人で埋め尽くされていてその期待の高さを感じさせた。しかし法話の内容はと言うと小難しい仏教の話をするでもなく自分の体験談を基に改革を起こそうとか恋をしようとか、また自分が幸せになる為には他人を幸せにしようなど、誰にでも分り易く噛み砕いた内容で全てではないが至極納得させられる話だった。それと共に91歳であれだけ快活でエネルギッシュな寂静ことジャッキーに、精神的な若さは身体的な年齢とは別なんだと感心。こういう機会でもなければジャッキーの話を聞く機会はそうもないので、こんな場を作ってくれた宇川氏にも感謝の気持ちだ。

ジャッキーのファンキーな法話を楽しんだ後は、急いでFLOOR DOPENESSへと戻りKabutoのプレイを聴く事に。こちらは先程よりも人口密度がアップしており、熱気もサウナの如く蒸し返してた。Kabutoのプレイはハウスセットだったが、これが旧来のシカゴ・ハウスによる質感もあるラフな音質も織り交ぜて非常に人間臭く、Freedommuneの中でもこのフロアだけは熱狂的なパーティー感が生まれていた。物静かにDJをこなすのKabutoの様子とは対称的に、汗臭いフロアに合うような人間臭いロウハウスが人混みでいっぱいになったフロアを沸かしていて、やっぱり汗だくになって踊るのは最高だなと思った。

一汗かいた後はフードコードで腹を満たしたり手塚治虫展で原画などを閲覧したりと、会場をぶらぶらと歩きながら何をするでもなく散策。クラブと違ってフロアが大きい分だけ緊張感はなく、だらだらと過ごすには適しているのがいかにもフェスらしい。休むスペースが大量にあるのでオールナイトでもそこまで敷居は高くないし、気を張らずに自由気ままに楽しめるのがこう言ったフェスの醍醐味なのだろう。

その後はMilton BradleyとDJ Nobuを続けて聴いていたが、鈍器で殴り付けられるマッチョで肉厚な暴力性の前者、切れ味鋭いナイフのような電子音を張り巡らせて緊張感のあった後者、どちらもメタリックでインダストリアルなテクノは大きなフロアでも十分な破壊力があり格好良かった。同じハードなテクノでもアーティスト毎の性質の違いは肌で感じられ、それぞれの殺伐とした音があのような大きなフロアで降り注ぐ景観は面白くもある。

Claudio PRCやMoodmanも聴こうかなとは思っていたところ、幸いにも友達に鉢合わせしてそこからは朝まで飲んでだべって時間を過ごしてしまった。BOREDOMSがライブをやっていたフロアは音もそれ程伝わってこないのでそこで休んで飲んでいたが、周りは屍のようになった人がそこら中で寝ており、その壮観な光景は不気味ですらある。

そして体力を温存してからこの日最後の目玉である冨田勲 feat. Steve Hillageによる"Planet Zero"を聴きに移動。元々は中止になった初年度Freedommuneでやる予定だった"惑星 with DAWN CHORUS"が遂にお披露目となったのだが、Steve Hillageによるギター以外にもトランペッターも居て、更には太陽の黒点からの電子を受信して音に変換するDawn Chorus(バックアップも使用したそうだが)もありとなかなか体験出来ないライブとなった。全く"惑星"については知識がなかったのでどんなものかと思っていたところ、シンセサイザーを駆使したオーケストラのようなものでポップだけれど壮大なスケールを持った組曲となっており、その大きな世界観の前では静観して音と対峙するのみであった。Hillageによるギターは相変わらずトリップ感が満載で、トランペッターの音は不気味な雰囲気を作っていたが、個人的にはもっとHillage色が強くフィーチャーされたら良かったのでは?と思う。でもシンセサイザーがばりばりと鳴らされる事自体は電子音好きとして気持ち良かったし、ピヨピヨと小鳥のような鳴き声のDAWN CHORUSも幻想的で面白い体験だった。

フェスティバルとしてはロックに大箱から小箱までのダンス・ミュージックにサブカルなど色々と楽しめる内容であったし、ドリンクやフードも殆ど並ばずに遊ぶ環境としては総じて過ごしやすかったと思う。音楽にしてもメジャーなアーティストだけで集客するのではなく、日本各地のアンダーグラウンドなDJまでもしっかりとサポートする心意気には共感出来るし、フェス自体をやはり無料で開催する事が奇跡的ですらある。また来年もあれば面子次第だとは思うが募金する事も合わせて参加はしてみたいと思う。瀬戸内寂静が言っていたように”東日本大震災"を忘れてはならない、それがこのフェスの目的なのだから。
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