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2013/7/27 Celebrates The 20th Birth Anniversary of Maniac Love Day1 @ Galaxy
1993年12月、青山にオープンしたManiac Loveは白い内装を基調にしたクラブには斬新なスタイルを導入し、その中でテクノを中心にディープ・ハウスやドラムン・ベースと言った先進的なジャンルがプレイされ、次第に日本のテクノの聖地として高い評価を得るようになった。そして今では当たり前となった朝から昼間で続くアフターアワーズをレギュラー化させた箱でもある。残念ながら2005年にはクローズしたが今年はオープンから丁度20年になり、その記念パーティーが開催される事になった。場所は奇しくもManiac Loveと同じく白の内装が際立つGalaxyだ。
日が変わってから現地入りしたところ、既にフロアは結構な人で埋まっており皆の期待の高さを感じさせた。DJはDJ JIMIHENDRIXXX a.k.a KEIICHIRO SHIBUYAだったが、全然Maniac Loveらしくない派手なEDMがかかっていていきなりげんなり。DJとは言っても元からPCでセット組んだ内容だったぽくライブ感も無いし、Maniac Loveを懐かしみに来ている客の前でこのプレイはどうなんだろう。

そしてようやく多くの人が期待していたであろうDJ Shufflemasterが登場。実はGalaxyを主宰しているのも彼らしい。出だしは今年リリースしたアルバムからのアバンギャルドなブレイク・ビーツのテクノで、そこから序盤は4つ打ちを解体してじっくりと聴かせるようなエクスペリメンタルかつ少々ハードな流れでエネルギーを貯めていた。印象としては彼が活動を止める直前のジャズやブレイク・ビーツの要素が高いトラックを思わせ、左右に散る繊細かつ躍動的なリズムでしっかりと踊らせつつも派手さだけではないストイックな音でもあった。そして中盤からは期待通りManiac Loveのファンが喜ぶクラシック多めのセットへと突入し、つまりは旧テクノを代表するTresorとかUK系のハードなテクノ、そしてデトロイト・テクノと言った音が並ぶ。ファンキーで勢いのある"Jam The Box"からの骨太なテクノの"Positive Education"へ繋がった瞬間は最高で、何時の間にかフロアの空気も最高潮に達していた。DJ Shufflemasterがかけていたテクノは今流行りのベルリン系とは違う昔の質感が荒くゴリゴリと、野性的かつ機械的なテクノで、懐かしいなとしみじみ思いつつもそのパワフルな突進力はやはり素晴らしかった。終盤ではデトロイト・テクノの傑作である"Galaxy"をプレイしていたけど、箱の名前と被せたのだろうか。

そして更にフロアを盛り上げたがDJ Wada。近年のプレイを聴いているとそれ程ハードなテクノはかけなくなっていた印象だが、Maniac Loveの記念パーティーに触発されたのか相当にハードなセットを披露してびっくり。普段の精密機械のような丁寧なミックスから繰り出されるハードテクノは、ハードであるのに安定したグルーヴを生み出していて、振り切れそうながらも堅実な流れに乗っていた。まさかの"Bells"から"Magneze"と言うハードミニマルセットを披露しては、マッドでファンキーなGreen Velvetのトラックにビキビキと脳髄を直撃するアシッド・ハウス、厳ついUKハードテクノに、果てはミニマルの極北である"Spastik"で乾いたリズムだけがフロアに響き渡ると、もうそこは完全にManiac Loveの空気が蘇っていた。遊びに来ていて人たちは30代以上が多かったように見受けられたが、みんなのはしゃぎっぷりや楽しんでいる様と見ていると、最近のクラブに足りない何かが蘇ってくるようだった。あの頃の狂った感覚までとは言わないが、昔Maniac Loveを体験していた人達に当時の熱狂的で弾けた空気が戻ってきていたような気がする。終盤は少々センチメンタルな空気を呼び起こすようにPsycheの"Elements"やレイハラカミの"Joy"などもプレイして、しんみりした流れでDJ Wadaのプレイは終了。

5時以降はManiac Love名物のモーニングコーヒーも無料で提供され、朝方もまだまだ踊り足りない人がコーヒーを飲んでは目を覚ましてフロアへと繰り出していく。朝方からはDJ HiroやTobyのプレイが待っていたのだが、筆者は前日の夕方から飲んでいた為に酒が回りすぎて朝方は完全に寝落ちしてしまった。暫くして起きた頃にはキラキラとした輝かしいテクノをTobyがかけていただが、フロアの盛り上がりが一向に衰えずに、それどころか更に盛り上がっていてこれぞManiac Loveのアフターアワーズだ。7時を過ぎても大勢が笑顔で多幸感を発散しながら踊っているのを見ると、当時のManiac Loveの記憶が蘇ってくるようで、やはりあの場所は伝説だったなと感慨深い気持ちになる。筆者は十分に当時の空気を味わいつつ満足したので、7時半にはフロアを脱出し帰路へと就いた。
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