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2013/8/16 Marcellus Pittman Japan Tour 2013 Feat. Re:Funk @ Amate-raxi
デトロイトには本当の意味でスペシャルなユニットである3 Chairsがいるが、そのメンバーの一人がMarcellus Pittmanだ。他のメンバーがKenny Dixon Jr.、Theo Parrish、Rick Wilhiteである事を考えると、彼等と同列しているMarcellusも見過ごしてはならない存在だ。3 Chairsとしての活動以外にもSound SignatureやTrack Mode、そして近年は自身が設立したUnirhythmからの作品をリリースなど制作の面でも確実に評価を得つつあるが、当方はようやく彼のプレイを初めて聴く機会があったので非常に楽しみにしていた。
この日のパーティーのメインフロアはいつものステージ上にDJブースはセットされておらず、メインフロアを見下ろす階段の途中にブースが設置されていた。そしてなんとミキサーにはUREIが持ち込まれており、あのロータリーを見ると本気具合が感じられワクワクするものだ。フロア内は暗くてよく分からなかったのだが、どうやらAyumu Okada & Kaji & Ohishiの3人によるB2Bスタイルでプレイをしていたようで、デトロイト・ハウスの強烈なソウルを期待していた人にはがっつりロックされるプレイだったと思う。ディープ・ハウス、ファンキーなハウス、テック・ハウスなどジャンル的に言えばハウスを軸にしたセットだったのだが、Marcellusの前にもかかわらずパワフルで上げ目のプレイに自然と体が動くプレイだった。3人が渾然一体となって肉体的で汗を感じさせる激しいグルーヴ感、具現化するような生々しいファンクネス、熱さがほとばしる情熱的なソウルを生み出していて、フロアの前の方に居たBボーイらしき人達も大手を振ってブレイクダンスを踊っていた。大人しく音に聞き入るのではなく、荒ぶるDJプレイに体がうずうずして踊りたくなってしまうのだろうと言う野蛮なパーティー感覚が溢れていて、良い意味での不良っぽいプレイが炸裂していたと思う。その一方ではE2-E4をネタにしたであろう幻想的なディープ・ハウスや、屈指の歌モノ名作である"I'm Your Brother"などの夏の切なさを誘いつつ、終盤ではネタとして有名な"Spunky"のエディットらしき楽曲などで黒いソウルも炸裂させ、フロアの空気は見事に出来上がっていた。その流れの最後ではいつの間にか空いているステージ上にダンサーが上がっていて、10分程音楽に合わせてダンスパフォーマンスをやっていた。なる程、だからこの日はフロアにもダンサーらしき人達がいつもより多かったのかと納得。

そしてそこからはMarcellus Pittmanによる独壇場だった。3 Chairsのメンバーだしとかデトロイトの人だしなとか思い込んでいると、実はびっくりする位に幅が広く先の読めない自由奔放なプレイを披露して、単なるデトロイト・ハウスだけでは括れないDJだった。出だしこそ激情が噴出するソウルフルなデトロイト・ハウスだったものの、そこからはアシッド・ハウスやミニマル・テクノにディスコやハウス、ディスコダブ、シンセポップ、ヒップホップを臭わせる楽曲まで、それらが自然な流れで紡がれるのではなく一瞬の閃きで力強く野性的にミックスしていく。小綺麗に大人しくミックスするのではなく昂ぶる感情を実直に表現するように、時にはぶっこむような強引な繋ぎもあるのだが、例えば彼がリリースしたアルバムから感じられた無骨な漢(オトコ)らしさがDJプレイからも感じられた。ストーリーを書くように理論的に自然な流れで一夜を創り上げる秀才型と言うよりは、Marcellusはきっとそれとは反対の肉体が先に反応する感性を重視した直感的なタイプのDJで、確かにがらっと変わっていく展開ながらも決して違和感が脳裏を過るでもなく、むしろそれさえも喧騒に満ちたパーティー感覚となって楽しむ事に没頭させられた。クラシックは"Phylyps Trak II/II"や"French Kiss"など一部使用していたが、それらがミニマル・テクノであろうハウスであろうと何であろうと、無機質なマシンビートさえもが剥き出しの生々しい感情となって迫り来るところにMarcellusの個性が出ていたと思う。ディスコとかハウスら辺の曲は全く知らない曲ばかりだったのだが、終始直感的な熱き感情が炸裂するソウルフルなプレイでフロアは踊りたいと言う欲求の空気に包まれていた。当方は金曜の夜と言う事で眠気に襲われ寝たり起きたりと疲労の溜まった体と格闘しつつ、パーティー終盤は和んだ感情が広がるディスコダブやシンセポップの歌モノなどで心地良いリラックスした朝方を迎え、静動かつ陰陽のある展開の激しいDJに揉まれた楽しい一夜を過ごす事が出来た。

■Marcellus Pittman - Pieces(過去レビュー)
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