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2013/8/28 Tree - 'Originals Volume 10 compiled by Alex from Tokyo' Release Party @ 0 Zero
青山LoopでDJ Noriによって毎週開催されていたSmokerだが、Loopの閉店に伴い長く続いたパーティーも一旦は終焉を迎えた。しかしLoop改め0(Zero)とクラブが復活を果たしたのと同時に、SmokerもTreeへと改められ再度パーティーは始動している。場所が変わってもやはり毎週水曜、平日の夜と言うサラリーマンにとっては参加が難しいパーティーではあるが、今回はコンピレーションのリリースパーティーも兼ねてAlex From Tokyoがゲスト出演する事もあり、滅多に遊びに行けないパーティーへと足を運んできた。
タイムテーブルが予測出来なかったのでのんびりと25時過ぎに現地入りすると、既にAlex From Tokyoがブースに入ってプレイ中であった。Treeと言うホームパーティーでDJ Noriのプレイを聴いてみたかったのだが、どうやらDJ Noriはもうプレイを終えてしまったようで残念である。それはそうと真空管アンプや恐らくUreiであろうミキサーを使用するなど音への拘りが伝わってくるブース周りではあったが、久しぶりに0へと来た印象は音が良いなと。バカでかい音を出すわけではないが非常にクリアで高音から低音までしっかりと厚みがあるので、耳に嫌な圧力は全く感じずに程良い力強さが伝わってくる。また白の洗練された内装に無駄を省いてミラーボールの反射光を主軸とした照明など、フロアの雰囲気もすっきりとしていて小綺麗なのが新鮮だ。

さて、Alexはと言うといつものように体をダイナミックに揺さぶり感情を全て曝け出すような動きでミックスをしているが、序盤の選曲は緩めの妖艶な歌モノやディスコにファンク中心だった。ディスコと言っても完全に生演奏を重視したオーガニックなものから、シンセベースやシーケンスなどの電子音を取り込んだクールなものまで幅は広く、ある時ではミックスもしないで一曲一曲を丁寧に聞かせていた。真夜中のパーティーではあるが平日のパーティーと言うものは、仕事から解放されてはしゃぐような週末のパーティーとは雰囲気が異なっており、きっと日常の延長的な仲間の溜まり場らしい感覚が強いのだろう。よって基本的に熱狂的に汗だくになって踊る人は一人もいなく、落ち着いたフロアで心地良い音楽に耳を傾け音に身を任せるか、またはバー近くで酒と会話を嗜むと言うある意味では大人の雰囲気があった。勿論夜も深い時間になればパーティーモードへ突入し、幻惑的なディープ・ハウスや反復の陶酔感が続くミニマル・テクノ、都会的なメロウさが広がるシンセ・ポップにニューウェーブ調の曲、そして奇妙な電子音が鳴っているコズミック系まであちらこちらを周回しながら、Alexらしい賑やかで楽しい音楽のストーリーを紡いでいた。電子音と生音、4つ打ちと変則ビート、多種多様なジャンルとBPMを横断する事が決して散漫にならずに、それ自体がAlexの個性として成り立っているのはお見事。本人も生真面目にブースと向き合い続けている事はなく、大胆な体の動きやスピークによってその時の気分を表現するからこそ、より音を楽しめる雰囲気が生まれていたのだろう。朝方には爽やかなブラジリアングルーヴが息衝く"Strandbar (Samba Version)"でフロアが熱狂する瞬間や、まさかの"Chime"まで飛び出す意外な選曲もあったりとしたが、基本的には底抜けのオプティミスティックな音楽観はAlexの性格そのものに違いない。朝6時を過ぎてもパーティーは続いていたが流石に疲労も溜まり、フロアを後にした。我を忘れ踊りや酒ののめり込む週末の喧騒も楽しいが、平日は平日で違った楽しみ方が出来るパーティーがあるのだなとしみじみ思う。

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