<< ラーメン二郎 環七一之江店 | main | Dave DK - Palmaille (Kompakt:KOM 277) >>
The Early Emissions (EPs 1-4) (Firecracker Recordings:FIREC011CD)
The Early Emissions
Amazonで詳しく見る(US盤)

かつてカルトレーベルとして一部のマニアから高い評価を得ていたエジンバラ発のFirecracker Recordings。音楽としての質の高さだけでなく共にシルクスクリーン印刷によるジャケットや数量限定などの売り方により、作品としての希少価値を高めた事でよりレーベルに対して羨望を集め、今では名が知れ渡った重要レーベルの位置付けとなっている。本作はそんなレーベルの希少な初期4枚の10インチをCD化したレーベル初のコンピレーションである(やはり限定盤として布カバーに包まれた物が極少数ある)。内容はレーベルを主宰するLinkwoodと盟友であるFudge Fingasの曲で占められているが、レーベル第一弾作品である"Miles Away"からして湿り気を帯びたホーンや煙たいパッド音と共に官能的な女性ボーカルが艶を生み出し、濃厚なブラックネスの芳香が立ち上がるビートダウン・ハウスで素晴らしい。続く"Gettin' Togetha"はサンプリングとフィルター主体のハウスだが、この重心の低いグルーヴはねっとり執拗に絡み付き、そしてただただ素直にエモーショナルな空気が湧き出ている。更に続く"Fate"では、優雅なエレピの音色と共にジャジーヴァイブス溢れるリズム感が仄かな黒さを演出している。ここまでがレーベル最初の10インチに含まれていた作品で、それ以降にもディスコやジャズにソウルからの影響をハウス・ミュージックの中に落とし込んだトラックが並んでいる。そんな音楽性から思い起こすのはやはりデトロイトのソウルでありエモーションであり、特にBPMを落としたスローモーな性質からデトロイト・ビートダウンを西洋の面から解釈したと言ってもよいだろう。勿論、本家の感情豊かな点と濃いブラックネスは引き継ぎつつも、よりモダンに洗練し作品としての完成度を高めた事で、単なるデトロイトのフォロワーの域を脱却している事を付け加えておく。本作も数量限定の為、買い逃しは厳禁だ。

試聴

Check "Linkwood"

Tracklistは続きで。
01. Linkwood Family - Miles Away
02. Fudge Fingas - Gettin' Togetha
03. Linkwood - Fate
04. Linkwood - What's Up With The Underground? Pt1
05. Linkwood - What's Up With The Underground? Pt2
06. Fudge Fingas - Escape
07. Interlude 1
08. The Complainers - Bacon Rolls
09. Linkwood Family - Piece Of Mind
10. Interlude 2
11. Linkwood - Hear The Sun
12. Fudge Fingas & His Fidgety Friends - Aksman
13. Linkwood & House Of Traps - Barely Eagle
14. Linkwood - Who La La?
15. Fudge Fingas - Situation Diminished
| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 12:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3192
トラックバック