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2013/9/22 FACES Records 2013 Tour of Japan Tokyo @ Seco
ロウなディープ・ハウス/ビートダウンで一際注目を集めているMotor City Drum Ensembleを送り出したMCDE、そのレーベルを主宰するのがPablo Valentinoだ。MCDE以前からジャジーヒップホップやブロークンビーツも手掛けるFaces Recordsを立ち上げ、最近ではより黒いディープ・ハウスへとシフトしつつあるが日本のRondenionやKez YMの作品もリリースするなど、ジャンルの垣根を取っ払い黒い音楽の開拓を進めている。今回は2年ぶりの来日となるが、日本からはKez YMとA Little Spice (Kiccio & DJ Noa)がサポートに入り、日本ツアーの最後の夜を演出した。
パーティーのオープニングはA Little Spice (Kiccio & DJ Noa)が担当していたが、いわゆるハウスの4つ打ちを全くプレイする事はなくヒップホップやラップにR&Bと言ったダウンテンポものをプレイしていた。攻撃的なトラックよりは甘くメロウな音を重視していたので、普段この手の音楽を聴かない自分にとっても違和感無くすっと耳に馴染み、カクカクとした横ノリのグルーヴに合わせて体もゆらゆら。後半ではLTJ Bukemのブロークン・ビーツ、それどころかフューチャーソウルと言っても良いほどにしなやかな生音を打ち出して、緩くも黒いエモーショナルな音へと移り変わっていた。真っ黒な音に染まる一夜が予想されるとしたら、今回のように4つ打ちだけでなくヒップホップやR&Bでパーティー序盤の空気を作っていくのもアリなのでは、そう思わせる程にハマったプレイだった。

その流れを引き継いでPablo Valentinoが登場。ヒップホップも手掛けるレーベルのボスだけあり、序盤にはファンキーなヒップホップで溜めを作りつつ次第に期待するロウなビートダウン/ディープ・ハウスの深い世界へと潜り込んでいく。非常に重心の低いグルーヴが地を這いながらうねり、そしてねっとりと絡み付くように粘り気があり、ドロドロとした黒い空気を吐き出しながら辺りを包んでいく。遅いBPMは正にビートダウンでありロウな質感はMCDEとも、またはTheo ParrishやMoodymannにも共通するものがあるが、時折スクラッチを挿入して展開にアクセントを加える辺りに、ハウスだけではないPabloのバックボーンが見え隠れするのが面白い。基本的に大きな展開はないものの、エレピやホーン系の音が多く優雅かつスモーキーな黒さに染め上げながら、また同時に慎ましくエモーショナルなプレイは彼に期待している音そのものであった。中盤以降は多少上げ気味のディープ・ハウスやソウルフルな歌が入るNYハウスもプレイしていたが、時折ダウンテンポやヒップホップを混ぜ込んで、Faces Recordsの主宰者らしい黒い音の統一感があるプレイであったと思う。

最後は国内外のアンダーグラウンドシーンで活躍中のKez YM。普段はどす黒くてファンキーな曲を跳ねるようにバウンシーなプレイをするものの、今夜は意外にも黒さは抑えて猪突猛進ストレートなプレイが目立っていた。少々テクノ的な硬い音のテックハウスやシカゴのアシッド・ハウスなどを、今までのパーティーの音とは対照的な早いBPMで押しまくり、そこに過激なエフェクトを施しながら実に大胆で刺激的な展開を編み込んでいく。パーティーに合わせてもっとねっとりした黒いファンキーなハウスも聴いてみたかったが、何度聴いても血流が増えるようなエネルギッシュなプレイは見ものだろう。最後にはクローズに向かって緩やかにビートダウン・ハウスから魂を揺さぶるソウルへと着地し、落ち着いた空気でパーティーを締め括った。
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