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2013/11/2 CLASH SPECIAL - KEN ISHII 20th ANIVERSARY - @ ageHa
日本のテクノを世界へと知らしめた一人でもあるKen Ishii、その活動歴は今年で20年を迎えた。その記念として作品のリリースやパーティーなどで今年は怒涛の勢いで活動していたが、このClashは恐らくその集大成となるパーティーだろう。年内最後のClashである事も兼ねて出演するアーティストはKen IshiiやJeff Millsを筆頭にAgoria、Steve Rachmad、そして国内からはDJ Nobu、Kabuto、A.Mochi、Sekitovaと豪家さとアンダーグラウンドなバランスの取っており、アニバーサリーとしては申し分の無い布陣となった。
クラブとして遊びに行くのは一年半ぶりとなるageHaだったが、入り口のセキュリティーチェックでいきなり財布や小銭入りの中まで厳重にチェックされ、そのチェックの徹底っぷりに少々驚く。他の人達はタバコの箱の中まで開けられ、セキュリティーの人が香りを丹念に嗅ぐ始末。ageHaのセキュリティーチェックは間違いなく日本一だと思うが、最近のクラブに対するイメージが悪い事を考えれば仕方ないのだろう。

アリーナのオープニングはKabuto。普段は比較的小さい箱でのプレイが多く今回でageHa初登場だったと思うが、いつものディープなハウスセットではなく大箱を意識した少々ハード目のテクノを中心に獰猛なプレイでのっけからフロアをロック。音の質的には硬めでテクノの要素が強いものの、グルーヴ感自体はやはりハウスのDJが生み出すスムースなうねりがあり、ハードながらもテックな上モノが微かに入りながらゴリゴリと押し切った。

その後はA.Mochiのライブ。この人のライブを聴くのは3年ぶりだったが、メロディーや感情と言った人間らしさの一切を排したような冷たく無感情なライブスタイルは、ここまで徹底されると有無を言わさぬ説得力を感じさせられた。基本的には鉄槌が振り下ろされるようにメタリックなキックが打ち鳴らされ、そこにノイジーの幕や効果音を入れながら音の抜き差しで微妙な展開を作るも、愚直な程にミニマルな展開を貫き通すライブだった。常にアクセル全開で前のめりに感じるほど全力疾走、破壊力満点の重低音など、大箱にこそ向いている体育会系のパワフルなライブで何も考えずに楽しむ事が出来た。"Red 2 (A. Mochi Re-Edit)"も初めてライブで聴けて満足。

■A.Mochi - Primordial Soup(過去レビュー)
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オランダにてデトロイト・テクノの隆盛に寄与したSteracことSteve Rachmadも、まだDJを聴いた事はなく気になっていたアーティストだ。どんなプレイをするのか全く知らなかったが、当日はザクザクと鋭い音に切り刻まれるようなハードな選曲で、思っていた以上の厳ついプレイで昔のJeff Millsを少々思い起こさせる時もあった。と同時にオランダらしいデトロイトの情緒的なメロディーも浮かび上がり、ハードな音とメロディアスな展開が矢継ぎ早に入れ替わり、野性的で獰猛なプレイで押し切った。アリーナーでは一時間だけのプレイだったので、もっとロングセットで聴けたらより深みを体験出来たと思うと、今度は是非単独パーティーで聴きたい。

■Sterac Aka Steve Rachmad - Secret Life Of Machines(過去レビュー)
Sterac Aka Steve Rachmad - Secret Life Of Machines (Remastered & Remixed)
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アリーナから移動してアイランドへKen Ishiiのプレイを聴きに行くと、フロアが小さいせいもあってか人がぎゅうぎゅうで、その意味ではアリーナよりも雰囲気良く盛り上がっていた。初っ端Ken Ishii自身のフューチャリスティックで実験的な曲をかけつつ、序盤は単なるダンストラックと言うだけでなく、電子音の自由さを打ち出したプレイでゆっくりとフロアを盛り上げていた。特に近未来的な空気を含むシンセの音を前面に打ち出した曲が多く、非常に個性的な音の鳴りはやはりKen Ishiiらしいなと思う。中盤以降は重く鋭角的なリズムと音がふんだんに詰まった密度の高いテクノで、濃密な黒さとは異なるすっきりした白いファンクネスを打ち出して、レイヴを思い起こさせる瞬発力と爆発力のあるセットで突き抜けていた。

■Marc Romboy & Ken Ishii - Taiyo(過去レビュー)
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最後はアリーナに戻って宇宙人ミニマリスト・Jeff Mills。ここ数年、プレイの良い時と悪い時の差が激しく、今回も期待と不安が入り交じっていた。前にプレイしていたAgoriaが完全に音を一旦切り、Jeff Millsが宇宙へ飛び立つロケットをイメージさせるようにカウントダウンのアナウンスを流しながら、プレイは開始された。すると序盤から如何にも最近の傾向である宇宙系トラック中心ながらも、高速BPMで限界点を一点突破するようなエネルギッシュなプレイで怒涛の攻めを見せる。浮かび上がるホットなシンセのシーケンスは覚醒感な幻惑を生み出し、高速のBPMは過酷な宇宙旅行を喚起させ、不要な思考を排除するようにJeff Millsと言う宇宙空間の中へと一気に誘い込まれていた。グルーヴ感はやはり昔に比べると平坦ながらも、思っていた以上にハードな質と音の重なりや執拗なシーケンスによるトリップ感は心身を刺激し、有無を言わさぬ世界観の想像はJeffらしいアーティスティックさが合ったと思う。そして途中からはDJプレイの最中にTR-909によるライブセットも度々織り交ぜ、DJとライブが自然と同軸に存在する面白さもあった。ただやはり中盤から後半にかけてはガス欠になりつつ、また単調さも目立っていたとも思う。特に”The Bells”や"Alarms (Ben Sims Remix)"と昔のクラシックもプレイしてくれたのは嬉しかったが、最近の宇宙系トラックとの質の差が目立っていた事は否めない。その意味ではやはり自分のディープな曲だけをプレイして小宇宙を生み出すのではなく、昔のようにジャンルに拘らずに雑多な曲を暴力的にミックスしたプレイで混沌とした宇宙を生み出すプレイの方が、絶対に面白いと思うのだが。

■Jeff Mills - Waveform Transmission Vol. 3(過去レビュー)
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最後にはJeff Millsの後にアリーナでKen Ishiiがブースに入って出だしで"Extra"をプレイしていたが、取り敢えずパーティーはそこそこに楽しんだのでその時点で帰宅。大箱自体には興味は殆ど失っていたが、しかし実際に行ってみればフロアの上に吊り下げられたスピーカーからは迫力のある音がフロアに向かって出ていたし、飛び交うレーザー光線はフロアに宇宙を創りだす星のように幻想的であり、音や演出でも大箱らしい良さはあったと思う。特に小箱とは違ってパーティーに不慣れな人でも、安心して過ごせる空間である事は重要だ。ただメインフロアであるアリーナは酒の持ち込みが禁止なので、踊りながら飲めないと言う致命的な問題は、私をageHaから遠ざける要因の一つとなっている。そこが改善されれば、もっとパーティーを楽しめる場所にはなると思うのだが。
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