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Alex Danilov, HVL - Split Screen EP (Rough House Rosie:RHROS 003)
Alex Danilov, HVL - Split Screen EP
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本作によってまたしてもドイツがテクノだけでなくディープ・ハウスの方面に於いても、頭ひとつ抜きん出ている事を実感する。Rough House Rosieは2013年にケルンで設立された新興レーベルだが、ハンドスタンプにカラーヴァイナルと言うアングラ精神を貫いている。勿論そのレア感だけが注目を集めているわけではなく、レーベル第1弾にはGigi JikiaことHVLのデビュー作が起用され、荒削りながらも耽美なディープ・ハウスと浮遊感のあるアンビエントを掛け合わせた作風が高い評価を得たようだ。そんなレーベルの3作目は再度HVLとロシアからのAlex Danilovを起用したスプリット盤となっている。秀逸なのがHVLによる"Winter 1992"で、細かいビートを刻むリズムの上に濃い霧に包まれるようなアトモスフェリックなパッドが満ち、ゆったりとうねりながら抽象的な世界を垣間見せるディープ・ハウスの心地良さはこの上ない。同じくHVLによる"Junction To Everywhere"はしっとりしたキックが端正な4つ打ちを刻むディープ・ハウスだが、禍々しいアシッドなベースラインとは対照的に温かく幻想的なシンセが望郷の念を呼び起こすように、エモーショナルなメロディーを奏でている。どちらも水面をゆったりと漂うような大らかな作風で、柔らかい音質は耳に優しく入ってくる。一方Alex Danilovの方は"Dzeta"ではシカゴ・ハウスのように簡素な音とマイナー調のメロディーを展開するダビーなハウスを、"916 am"ではサウンドエフェクトのように様々の奇っ怪なサウンドを配してコズミックな感覚を演出しハウスを披露しており、独特の世界観を構築している。レーベル、アーティスト共々に期待を抱かせるには十分過ぎる作品だ。



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