CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット)
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット) (JUGEMレビュー »)
Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Vakula - You've Never Been To Konotop (Selected Works 2009-2012) (Firecracker Recordings:FIREC010CD) | main | 2013/11/9 Jazzy Couscous × FAAK presents Brawther × Yukihiro Fukutomi @ Amate-raxi >>
2013/11/8 root and branch presents "ubik" featuring Miles a.k.a. MLZ @ Unit
UKはマンチェスターのModern Loveは実験的なダブテクノにおいて高い評価得ており、Andy StottやDeepChordにClaro Intelectoなど注目すべきアーティストを抱えている。今回はそのレーベルから代表格であるDemdike Stareの片割れ・Miles a.k.a. MLZことを招き寄せているが、日本からもインダストリアルやダブ・ステップも咀嚼したハードなプレイを聴かせるKeihin、そしてノイズまみれの踊らせないライブが話題となっているRyo Murakamiも参戦と、モノクロームで退廃的な一夜が確定していたパーティーだ。
フロアを降りて行くとフロアとバーの間には暗幕を張ってあり、フロアには光が差し込まずに闇に包まれて音に集中出来るアンダーグラウンドスタイルの空間となっていた。勿論そのパーティーの音次第で照明や内装は変わるのだが、基本的にはこんなシンプルな音に集中出来る空間は音にはまりやすい。まだパーティー序盤にもかかわらずフロアからは暴力的でどでかい音が飛んできていて、Keihinは鬼神が乗り移ったような勢いでハードなプレイをしていた。棍棒のような鈍器でぶん殴られるようなリズムと鋭利な刃物がぶっ飛んでくるような切れ味を兼ね備え、重さとスピードが限界まで引き出された無慈悲で暴力なプレイを継続している。ハードではあるが昔のハードミニマルとは違い音数は絞っている事で引き締まりを感じさせ、マッチョで密度の高い肉感的な躍動があるのだ。そして横揺れ系のダブステップと破壊的なインダストリアル、更には闇の空間を生み出すディープ&ドープな空間系のトラックまでが同軸に並び、徹底してモノトーンな音響でフロアを包んでいた。最後はRyo Murakamiに繋ぐようにノイズを発散しながら収束していたが、今年何度か聴いたKeihinのプレイの中でも今回の鬼気迫るプレイはかなり痺れた。

一転してRyo Murakamiのライブは、生き物のように常に動きはあるもののキックが入らない非ダンス系の音響空間を作り出す。目の前の空間が歪むようにノイジーな音響がゆっくりと変容し、ビリビリと体の奥底まで振動する重低音が伝わってくる。光も差し込まない深遠の闇の中で得体の知れない何かが蠢き出すように、静かに胎動を刻むノイジーなドローンは陰鬱で重苦しい。徐々に重いキックが入る瞬間もあるがダンスのグルーヴではなく、展開を付けるためのアクセントとしての効果に使われているようで、またキックは闇の中に消えていく。まるで生き物のようにゆっくりと変化を続けるドローン音響の前で、全ての曲に区分けがないようなライブには時間の感覚さえも失われてしまうのだ。インダストリアルで荒廃した世界観の中で、突如念仏のような雄叫びが入ると途端にエキゾチックな空気に包まれたりと不思議な場面もあるが、また直ぐに金属的な鳴りの強い機械化された工場が浮かび上がる音響へと戻っていく。そんな音響の前で踊ることもせずに一時間、ただ音を全身で浴びると言うスタイルを貫き通すライブは、野心的で実に格好良かった。

最後はゲストであるMiles a.k.a. MLZの3時間DJセットだ。Demdike Stare、そしてMiles自体の音楽を聴いた事は殆どなかったが、インダストリアルやダブテクノ、ディープなものまでごちゃまぜにプレイしてくれるのかなと期待は高かったが、意外にもプレイ自体は普通だった。無駄な音は削ぎ落とされ乾いた鳴りをしていたが、その中にも仄かな叙情もあり穏やかに深く潜っていく。そして無機質なパーカッションが浮かび上がっては淡々とグルーヴを刻むが、4つ打ちの枠にはまる事なく鋭角的で崩れたリズムなども用いて変化のあるグルーヴを生み出していた。適度に重いが圧迫感よりはグルーヴの多様性と不思議な音響に重点を置いていたような印象だが、しかし欲を言えばもっと貪欲に過剰なダブ音響やら破天荒に混沌する選曲を聴けるかと期待値を上げ過ぎていたため、前に出たKeihinやRyo Murakamiの強烈に荒廃したプレイと比べると凡庸だった印象は否めなかった。音自体はメロウな感情も含む心地良い音響だったので、うとうとしながら聴くには丁度良かったと思う。
| EVENT REPORT4 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 18:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3236
トラックバック