CALENDAR
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< April 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
RECOMMEND
RECOMMEND
The State Between Us
The State Between Us (JUGEMレビュー »)
The Matthew Herbert Big Band
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Flare - Dots (Sublime Records:XQLP-1003) | main | 2013/11/16 Mojuba Nacht @ Solfa >>
2013/11/15 Grassroots 16th Anniversary Special LAIR @ Grassroots
先日16周年を迎えた高円寺Grassroots、その狂騒の余韻はまだまだ続いており、Kabuto主宰によるLAIRにはMoodmanとDJ Sprinkles a.k.a. Terre Thaemlitzを呼び寄せた。Moodmanと言えばジャンルに制限される事なく臨機応変に柔軟なプレイが出来るベテランであり、DJ Sprinklesと言えば古き良き時代のハウスの様式美を今に受け継ぐDJであり、そしてKabutoが揃ったとなればディープ&ドープなハウスの一夜になる事を期待されたも同然だ。
Grassrootsへ行く前に、先ずは近くにある昭和浴場へ。金曜は深夜の27時まで営業しているので、大変ありがたい銭湯だ。のんびりと温まってから25時半にようやくGrassrootsへと入ると、流石にこの小さな箱に対しては豪華なDJが揃っている事もあり、フロア内は人混みで溢れていた。Moodmanが既にプレイ中だったが小さなフロアと温かい雰囲気に合わせたように、モダンとレトロが交錯するエレクトロニックなハウスを淡々とプレイしていて、人がごった返すフロアの賑わいとは対照的にグルーヴ感を抑制しながら継続させていた。硬めの音やハードな質感を避け無駄を削ぎ落とした曲を中心に実にスムースに紡ぎ合わせていたが、上品かつインテリジェンスな空気感とベテランらしい老獪さを控えめに放出しながら、いつの間にか自然と盛り上がっているプレイが素晴らしかった。リズムも4つ打ちに限定せずに癖のあるものまで幅を広げながら、少々テクノの音も取り込んで、早い時間帯のフロアの雰囲気を丁寧に醸成していたと思う。

■Moodman - Crustal Movement Volume 03 - SF(過去レビュー)
Moodman - Crustal Movement Volume 03 - SF
Amazonで詳しく見る


ピークタイムの3〜5時はDJ Sprinklesがブースに入っていた。今までに何度か大きな場所で彼のプレイを聴いた時は、比較的アッパー目なダンスフロアの狂騒を呼び起こすプレイだったが、さすがに今夜は小さい場所だったのでそうはならずに彼が制作するトラックを反映させたしっとりディープ・ハウスが中心。ローファイな質感の強い90年代ハウスを思わせるような情感の強いトラックを、曲質に合わせてラフに繋ぐミックスは、決してDJミックスのテクニックを披露するようなものではない。1曲1曲を長くプレイしながら常にロータリーミキサーを弄くり回して、音に感情を込めるように変化を付けていく。一番盛り上がる時間帯だけに徐々にリズムは跳ねながらグルーヴ感を強調していたが、音そのものはローファイなシカゴ・ハウスやらしっとり妖艶な色気もあるディープ・ハウスやらで、非常にDJ Sprinklesらしい思慮深く生真面目な性格が伝わってくる選曲だ。心地良い微かな浮遊感、フロアに充満するセクシャルな芳香、そして古き良き時代の空気感がブレンドされ、DJ Sprinklesと言う個性的な世界観が広がっていた。

■DJ Sprinkles - Where Dancefloors Stand Still(過去レビュー)
DJ Sprinkles - Where Dancefloors Stand Still
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)

最後は朝日も昇る5時過ぎから主宰者であるKabutoが登場。それまでのDJが比較的大人しく穏やかな音を聞かせていたのに対し、Kabutoのプレイは非常に男らしく猛々しい野性的なプレイが際立っていた。基本的にはハウスのスムースなグルーヴ感を保ってはいたが、音自体はテクノもハウスも境目なく混在しており、ジャンル的に何か一つに収束されるようなものではない。通常ならばパーティーが終わるこの時間帯から男気溢れる汗臭いプレイで盛り上がってきていたが、単に男気溢れる硬派なプレイだけでもなく、そこには男泣きのエモーショナルな感情や大人が醸し出せるセクシーな情感もあったりと、朝方と言う疲労がピークに達する時間帯にも調和するプレイだ。要所要所では懐かしいクラシックがかかっていたのも記憶に残っており、Infinitiによる切れ味鋭いエレクトロ節の"Sunlight"ではオプティミスティックな朝方の空気を生み出し、かと思えばMKのソウルフルなNYハウスの"Love Changes"では熱い歌がフロアを感情的に染め上げ、ぐっと心を惹かれる瞬間もあった。終盤ではKabutoとMoodmanのB2Bも始まり、エモーショナルで人間臭いKabutoと洗練されて何処か知的さも漂うMoodmanの対比が際立ち、その両者が織り成すディープ・ハウス〜テック・ハウス〜NYハウスなどを朝の爽やかさと朧気の意識が混在するようにプレイし、長く長くフロアに居る人を踊らせ続けた。常連も一見さんも一緒になって楽しんでいるフロアのムードはこの上なく、お世辞抜きにして素晴らしいパーティーだったと思う。最後には"All These Things (Theo Parrish Remix)"の湿度の高いビートダウンで、しっとりと感傷的な余韻を残しながら緩やかに着地。十分に酒を飲んでたんまり踊って、そして音楽にどっぷりとはまれた一夜であった。
| EVENT REPORT4 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 21:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3240
トラックバック